• "運転技術"(/)
ツイート シェア
  1. 長洲町議会 2020-06-22
    令和2年第2回定例会(第1号) 本文 2020-06-22


    取得元: 長洲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                開会(午前10時00分) ◯徳永範昭議長 おはようございます。  ただいまから、令和2年第2回長洲町議会定例会を開会します。  直ちに本日の会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名について 2 ◯徳永範昭議長 日程第1、会議録署名議員の指名についてを行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、議長において5番、竹本信次議員及び13番、濱崎久議員を指名します。 ─────────────────────────────────────────── 日程第2 会期の決定について 3 ◯徳永範昭議長 日程第2、会期の決定についてを議題とします。  お諮りします。  本定例会の会期は、本日から6月26日までの5日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 4 ◯徳永範昭議長 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は、本日から6月26日までの5日間と決定しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。  有明新報社高本編集部次長、熊本日日新聞社樋口支局長から写真撮影の申出がありましたので、許可しております。 ─────────────────────────────────────────── 日程第3 諸報告について 5 ◯徳永範昭議長 日程第3、諸報告についてを行います。
     議長報告をいたします。  本定例会に出席する説明員の職及び氏名は、お手元に配付のとおりです。  また、本日までの議長の行動は、お手元に配付のとおりです。  次に、閉会中に受理した陳情等は、お手元に配付しました写しのとおりです。  次に、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査の結果報告書は、お手元に配付いたしました写しのとおり提出されています。  次に、浦邊朝章議員から、3月16日付で、地域高規格道路有明海沿岸道路整備促進調査特別委員会委員長の辞任願が提出されましたので、委員会条例第12条第1項の規定により、3月18日に開催されました同特別委員会において許可されました。この辞任を受けまして、同条例第8条第2項の規定により委員による互選が行われた結果、委員長に磯野博議員、副委員長に浦邊朝章議員が選任されましたので、御報告いたします。 ─────────────────────────────────────────── 招集権者の発言 6 ◯徳永範昭議長 ここで、招集権者の発言を許します。 7 ◯町 長(中逸博光君) 皆様、おはようございます。  本日は、令和2年第2回長洲町議会定例会を招集しましたところ、議員の皆様におかれましては、御多忙の中、御出席を賜り、誠にありがとうございます。また、議員の皆様の御健勝を心からお喜び申し上げますとともに、平素よりの御精励に対し深く敬意を表するものであります。  さて、世界的な脅威となった新型コロナウイルス感染症の拡大は、長洲町におきましても、地域経済や町民生活に大きな影響を与え、緊急事態宣言が解除された現在も、その余波が続いている状況であります。今後も、新型コロナウイルス感染症による社会情勢の変化を見極めながら、的確な施策を講じ、感染症の拡大防止及び町民の皆様の健康管理や生活、地域経済の支援に全力で取り組んでまいります。  本定例会につきましては、既に配付しております議案書にありますように、専決処分の承認を求めることについての案件が6件ございます。こちらは、令和元年度予算分と令和2年度に関するふるさと納税額の増加等に伴う専決処分が2件、法改正による税条例の一部改正の専決処分が2件、国の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として、国の交付金を活用して実施する特別定額給付金事業と、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業に関する専決処分がそれぞれ1件ずつとなっております。  一刻を争う事態の中で、早急な対応ができましたのは、ひとえに議員の皆様の御理解によるものであり、この場をお借りいたしまして感謝申し上げます。このほか、長洲町税条例をはじめとした条例の一部改正についての案件が3件、令和2年度長洲町一般会計補正予算についての案件が1件、令和2年度長洲町国民健康保険特別会計補正予算についての案件が1件、令和元年度長洲町一般会計繰越明許費に関する報告が1件、以上、合わせまして12件の御審議をお願いするものであります。  議案の詳細につきましては、担当課長より御説明申し上げますので、議員の皆様におかれましては、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げ、招集権者の挨拶とさせていただきます。 8 ◯徳永範昭議長 一般質問を許可する前に、議員各位に申し上げます。  6月15日付令和2年第2回定例会についての文書でもお知らせしておりますが、一般質問は会議規則第61条第1項に「議員は町の一般事務について議長の許可を得て質問することができる」と規定されております。皆さんに配付している一般質問通告一覧表に記載されている質問が議長が許可した質問です。また、会議規則第50条第1項に「発言は全て議長の許可を得て行うこと」と規定されています。議員各位におかれましては、このことを十分に踏まえて一般質問を行ってください。 ─────────────────────────────────────────── 日程第4 一般質問 福永栄助議員 9 ◯徳永範昭議長 日程第4、一般質問を行います。  それでは、順番に発言を許します。  11番、福永栄助議員の登壇を許します。                 (福永栄助議員登壇) 10 ◯福永栄助議員 議席番号11番、福永です。早速質問に入ります。  今回の私の質問は、長洲町公共施設等個別計画について伺うものであります。  まず1点目、当初予算に公共施設等個別計画印刷製本費としてあるが、施設等の個別計画ができたのか。2点目、インフラ資産についての計画書もつくるのか。  以上です。 11 ◯町 長(中逸博光君) 福永議員の御質問にお答えいたします。  長洲町公共施設等個別計画につきましては、長洲町公共施設等総合管理計画公共施設等マネジメント実施方針に基づき各公共施設の個別点検を行い、点検結果、施設の利用状況、緊急性や重要性等を勘案した上で長寿命化等の方針を定め、令和2年度中に策定する予定としております。  また、印刷製本費につきましては、本年度策定する計画の製本を目的に、令和2年度当初予算において計上しております。  次に、2点目のインフラ資産に関する御質問にお答えいたします。  本町は主なインフラ資産として、道路、橋梁、農業施設、上水道施設、下水道施設を保有しており、このインフラ資産については、国のインフラ長寿命化基本計画において、個別計画の策定、計画の実施による安全安心の確保が求められております。インフラ資産ごとの個別計画の策定状況を申し上げますと、道路舗装、橋梁につきましては個別計画を策定し、予防保全型管理に努めております。  また、農業施設につきましては、排水機場の長寿命化計画をおおむね策定しておりますので、今後は、平成29年度から導入したトライボ診断結果を保全計画に反映してまいります。  水道施設につきましては、構造物及び設備と管路に区分したアセットマネジメント計画を策定しております。また、将来にわたって安定的に水道事業を継続していくため、更新履歴などの情報を管理しながら水道施設の適正な維持管理に努めてまいります。下水道施設につきましては、マンホールポンプ場汚水中継ポンプ場、終末処理場の施設について、令和元年度にストックマネジメント計画を策定しております。また、管路につきましては長寿命化計画に基づき更新事業を行ってまいりましたが、令和2年度で終了することから、令和3年度より新たに管路のストックマネジメント計画の策定事業に着手する予定でございます。 12 ◯福永栄助議員 個別計画で印刷製本費とありますが、その個別計画ができたのかということで、具体的にはおっしゃらなかった。インフラ資産については言われたけれども。そもそも個別計画は、この総合管理計画に基づき個別施設ごとの具体的な対応方針を定める計画として、点検、診断によって得られた個別施設の状態や維持管理、更新等に係る対策の優先順位の考え方、対策の内容や実施時期、対応費用などを定めるものであるということでございますので、そこの中身について具体的にはもうできているんですか、実際。一応、令和2年度までに個別計画を策定するとなっているから当初予算に印刷製本費を上げているんであって、本当に具体的に内容が検討された個別計画ができているのかどうか。 13 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  町長の答弁でもありましたように、今年度におきまして施設の点検等を行いまして、その結果、また、施設の利用状況等を踏まえたところで、今年度におきまして個別計画のほうを策定する予定としておりますので、現在のところではまだできているところではありません。 14 ◯福永栄助議員 できていないけども、今年度中につくると。そのために印刷製本費を確保しておくと。そのやり方ですよね。それぞれ総合管理計画の中で示されましたですよね、内容が。評価結果に基づいて、こういう方針でいくということで定められて、そこから個別計画に移るわけですけども、これをどのようにして作成されるつもりなのか。 15 ◯総務課長濱村満成君) 今回の個別計画につきましては、それぞれの施設の管理を所管している課におきまして、そちらのほうでマニュアルに沿いながら点検等を実施し、その施設の状態のほうを把握します。それと、先ほど言いましたけれども、施設の利用状況等も踏まえたところで、今後、個別計画のほうを策定していく形となっております。 16 ◯福永栄助議員 今の話では、担当職員が施設を見てという形ですけども、それで本当にできるんですか。内容がですよ、総合管理計画をつくるに当たっての目的、意義は何かって言われたら、公有施設の維持管理業務のさらなる適正化、施設の有効活用、財政負担の軽減及び平準化など、公有施設に係るシステムづくりを進め、総合的戦略的経営管理の確立を目指して、維持管理費等のコスト削減、施設管理の標準化の水準の確保による適正管理、戦略的な資産活用による資産管理、新たな施設経営手法を確立することにより、もって住民の生活や福祉の向上を図り、個性豊かで魅力あるまちづくりを推進することにあると。総合管理計画がですよ。そこの中でこれがつくられたという、あまり思いがないんですよね。  だから、施設とか何とか、インフラ資産とか何とかでしょう。土地の問題は載ってませんよね。そして、これをつくって、これに基づいて個別計画をつくる。個別計画をつくるけども、もう既に平原の町営住宅は建て替えでしょう。場所を変えて建て替えるんでしょう。その跡地をどうするんですかというのは、本来はこの総合管理計画に載せなきゃいかんと思うんです。  そうすると、水防倉庫、もう当初予算に載ってるじゃないですか。でも、総合管理計画の中では、更新検討とあるわけでしょう。個別計画をつくってするのか、それとも、たまたま起債が認められたか、緊急を要するのか分かりませんけども、こっちには載せとって事業を進めると。本来であれば、この個別計画は財源も伴うんですよね。だから、どうやって本当にするためには、これは何て言うかな、全庁的な、そこの中から所管課の職員をピックアップして、プロジェクトチームをつくってやるようなことをしなければ。  ある自治体では、総合管理計画は職員でつくったんですよ。これはもう自分のところの経営資源の施設がどうなるかという話だから一生懸命取り組んで、そこに住民も入れたわけですよね。それで、今度その中でこの個別計画はコンサルタントにお願いするような状況なんですよ。どちらがいいか分かりませんよ。でも、本来そこが、申し訳ないけども、職員の能力がそれだけあるかと。建物を調べたり、あるいは人口の推移によってどこかと一緒にするとか何とかという話でしょう。  人口は後ろにありますよね。これをつくるだけの背景と目的の中にね。だから、どうしても、考えてもね、私は……。まず財源が必要なんですよ、これ。だから、本来であれば、こういったことを更新する、あるいは、それを維持管理、長寿命化するためには、本来であればですね、一つ基金をつくって。  出町区内の町営住宅を売却しましたよね。公共施設を売却して得られた金だから、公共施設を設置、更新するための費用として、あるいは平原区内の町営住宅を建て替えると。残地はどうするというと、売却するとか、そういうのが、本当はこの総合管理計画の中に入って個別計画をつくっていくんじゃなかろうかと思うんですよ。  ちょっと、私の疑問は、まだ個別計画もしっかりできてないのにと。大体、個別計画ちゅうならばコンサルタントに委託するかなんかで、委託料として大体出てくるんだけど、それはなかったでしょう。それで、もう印刷製本費ば当初予算に上げたならば、昨年度つくって印刷に回すのかっていう思いがあったんですよ。  だから、この個別計画ちゅうのが非常に大事なんですよね。全然、だから個別計画を立てる前にするということはどういう理由があるのか。また、要早急検討って書いてあるのに、何も手をつけてない。要早急検討というのは取り壊すことですよね。そこのところを考えて、本来はそういったチームをつくって、いわゆる職員は自分たちの所管する施設だから、どうしたらいいかというとは分かるでしょう。どうやったら住民の福祉の向上のためにこの施設を利用してとか何とかあるわけだから、そこんところを考えて……。ただ単にそれぞれの所管課にお任せするというあれですか。それをどうやって取りまとめるんですか。 17 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  今回、個別計画のほうは職員のほうで作成したいというところで考えております。他の自治体におきましても、委託せずに、その自治体の職員でされているところもありまして、本町におきましても、職員でできるところにつきましては、全職員で協力しながら、しっかり職員のレベルを上げて、計画の策定を行いたいと思っております。  それぞれの所管課の職員のほうが自分の所管の施設のほうを責任を持って点検しまして、どうするかというのをしっかり考えるというところも必要であると思いますので、今後、職員につきましては、点検等につきましても、現在、統一的なマニュアルを作成しておりますので、そのマニュアルに沿って、その施設の担当職員に対する説明であったり、研修会のほうをしっかりやっていきたいと思っております。先ほど、プロジェクトチームという形で御提言いただきましたので、きちんと見える形で、チームのほうをつくった体制づくりを行いまして、実施させていただきたいと思います。  ほかに先ほど、水防倉庫につきましては個別計画策定前に実施が行われているということもありますが、それにつきましては、御指摘いただいたとおり、現在、事業のほうを進めておりますけども、これにつきましては、有明広域行政事務組合の長洲分署の移転のほうに合わせてすることが一番有効であるということと、財源といたしまして、起債のほうが今年度までが有利な起債が活用できるというところもありまして、そういうところで判断して事業を推進したいところもあります。そのほかの施設につきましても、いろいろしっかりと検討してから、実施は行っていくということであります。  また、先ほど基金の御提言も頂きました。これにつきましても、以前も一度基金のほうをつくりたいと、創設したいということで、ちょっとお答えをさせていただいたんですけども、財政状況的にちょっと難しいところもありましたのでまだ至っておりませんが、今後、またしっかりと基金の設立のほうも考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 18 ◯福永栄助議員 今の話は、前段が、コンサルタントには任せませんよ、職員でつくりますよと。その代わり後段のほうは、それぞれの所管課からピックアップして、一つのチームをつくってやりたいということですか。なかなかそこはちょっと難しいんじゃなかろうかなとは思うんですけどね。  本来であれば、この公共施設等総合管理計画には様々な施設の情報が入って、この施設をどうするかということは、ここに書いてあるように、本町の特性やまちづくりを加味した上で、公共施設の長期的な管理方法を定めたものであると。大体の施設そのものはわかってなきゃいかんと思うんですよ。この総合管理計画をつくるに当たって、これだけピックアップした施設だから。これはどこかのコンサルタントにあれしたんでしょう。何百万円か使ったんでしょう。そこで、その人が本当に現地か現場を見てその情報を集めたのか、それとも、あなた方が出した資料を基にこういった作成をされたかというところはどうなんですか。 19 ◯総務課長濱村満成君) 町が保有しております施設の資料関係を提出するとともに、必要なところにつきましては現地のほうを確認されてつくられております。 20 ◯福永栄助議員 現地を見てからそういったことをしたということで理解していいんですか。本当ですね。  では、その後のインフラに、資産のほうに行きますけども、インフラ資産で、私は道路は別だと思ってたんですけど、道路も入ってますよね。道路も入ってる。水道課、下水道課、これがアセットマネジメントストックマネジメント。これを今、答弁では、インフラ資産の個別計画という形でされたんですけど、個別計画はそこに入ってるんですか。どちらかというと総合管理計画のあれと同位じゃないんですか。  要するに、アセットマネジメントということは資産を管理するわけでしょう。だから、それぞれ所管する必要な施設を個別に改修していって長寿命化を図ろうという話だから、アセットマネジメントストックマネジメントはこの個別計画と同じなんですか、それとも総合管理計画の中に入っているんですか。私はこの総合管理計画と同位と思うんですよ。だから、この中に本当は、ストックマネジメントにしろアセットマネジメントにしろインフラ資産としては外してもよかったんじゃなかろうかと思うんですよ。アセットマネジメントストックマネジメントをつくったけれども、これから施設の老朽化に伴ってそこを更新していくとかという話でしょう。だから、これを個別に計画をつくらなきゃならないんでしょう。アセットマネジメントストックマネジメントの中に、これをこうこうしなさいって書いてあるんですか、個別的に。個々に具体的に。具体的に示したのが個別計画ですよ。 21 ◯下水道課長(市川 純君) お答えします。  下水道事業につきましては、ストックマネジメント計画を策定しております。これにつきましては、施設だけではなくて、電機機械それぞれの個別の評価をいたしまして、その中でも健全度が低いもの、それから優先的に更新を行っていくという個別計画のほうを策定しております。  以上です。 22 ◯水道課長(中島良治君) お答えいたします。  アセットマネジメント計画につきましては、資産のほうから今後かかる費用のほうを試算をしております。この構造物及び設備と管路に分けまして今後かかる費用のほうが出ております。耐用年数が来た順番で更新をしていくか。あるいは老朽化が進んでいるものからしていくかということは、今後また考えて事業のほうを進めたいと考えております。 23 ◯福永栄助議員 私が問うたのは、インフラ資産の個別計画になるのか、それとも総合管理計画と同じなのか、どっちなのかって聞いたわけですよ。あなた方が言うのは、アセットマネジメントとして、ストックマネジメントとしてつくりましたと。この中で、ここをどう改良していくかということは、これからの話でしょう。それは個別計画なんでしょう。違うんですか。  だから、インフラ資産の個別計画ではないで、インフラ資産のそれを外して、要するに公共施設の総合管理計画の中の一つですよ。それはもう早かったですよね、それをつくるのは。で、私は、この総合管理計画と同じ意味合いだろうと思うんですよ、アセットマネジメントにしろ、ストックマネジメントにしろ。要するに、今ある資産をどう管理、運営していくかという話だから。インフラ資産の中に道路が入っていましたと。道路は入っているけども現在は事後保全型管理を行っていると。事後保全型管理から適切な時期に修理を行う予防保全型管理への転換を図る。長洲町舗装修繕計画を策定し、その計画に沿った計画的な維持管理を行うと。舗装修繕計画というのはそもそも持ってたんでしょう。 24 ◯建設課長(城戸主税君) お答えいたします。  舗装の補修計画、個別計画につきましては策定のほうをしております。  以上でございます。  申し訳ございません。策定をしております。  以上でございます。 25 ◯福永栄助議員 道路の舗装修繕計画は策定していますと。道路の維持改良計画は持ってませんと。だから、この個別計画の中で、1級町道、2級町道、その他町道を今後どうしていくかということは、国土強靱化法の中で整備していくという話でしょう。そもそもあなた方は、建設課は、町営住宅は長寿命化計画持ってますよね。それと、道路改良整備計画ちゅうとは持ってないんですよね。  だから、この頃どうもね、これはちょっと言いにくいけどもね、議員から言われて道路を改良するとか、あるいは議員に発言してもらってそこをするとか、そういう形の道路維持改良、あるいは、しているような受け止め方ができるんですよね、これ。そもそも道路整備計画を持ってれば、そこに優先順位があるんだから個々の道路を整備していくということはできますよね。本当は、これをつくって、それぞれぶれないで予算を確保しながら進んでいくのが、あなた方の役割じゃないんですか。どうでしょうか。 26 ◯建設課長(城戸主税君) お答えいたします。  道路整備につきましては、優先度につきましては、危険性であったり、事業規模、交通量、事業の継続性であったり、通学路であるかどうか、また、道路利用者の状況、そのほか定住化などの観点から総合的に勘案し、補助金なども活用し、限られた予算の範囲で整備をしているところでございます。  議員が言われるように、今のところ道路の優先度というところは持っておりますけども、整備計画っていうものにつきましては、総合振興計画であったり財政計画の中で道路整備の年次計画というところを持っており、その年次計画の中でも道路整備の優先度も考慮して実施しているところでございます。  以上です。 27 ◯福永栄助議員 現在の状況はそうでしょうけども、本来であれば、町道と言いながら、町道の基準を逸脱しているのが多いわけですよ。昔からの道路だから、そこに家ができたんだから、これは致し方ないんですよ。だから、この町道をどう改良するかというとを、あなた方が、例えば、あなたが建設課長を受けた、拝命をされた。自分の目で各路線を見て回るんですよ。ここはこうしたいよねと。それで、地元の要望と優先順位をどうつけるかということを判断していくわけでしょう。本来であれば、逆に言えば、こういったことを地元がやってくれて、しかしながら計画の中にはまだ載ってませんと。ちょっとここの計画に乗せるから、ちょっとお待ちくださいということは言えると思うんですよ、私は。明確に計画を持ってればね。あなた方は計画行政、計画行政って言うけども、計画そのものがなかったら先ほど言われたようなことが感じられる可能性があるんじゃなかろうかと思うんですよ。  それで、私は、その他の町道で、舗装面積がありますよね。町長にお伺いします。町長は、年に何回ぐらい町内を実際の足で回られますか。 28 ◯町 長(中逸博光君) 何回かとはちょっと申せませんが、分かりませんが、そういった区からの要望を聞いて、そこの現場を見に行ったり、あるいは、常日頃、やっぱりそういう凸凹、道路の陥没がないかとか、危険性がないかとか、そういうのは、日頃、車の中からでも見て回っているつもりでおります。 29 ◯福永栄助議員 もともとあなたの考え方ちゅうとは能動的なものなんですか。 30 ◯町 長(中逸博光君) 能動的でないといけないと思っております。 31 ◯福永栄助議員 そうすると、的ばかいがありますよね。的ばかいで、四王子宮から海岸まで行って、海につかって終わりですよね。あの縦の道路はどのように感じられておりますか。 32 ◯町 長(中逸博光君) 今回の長洲バイパスができたときに、海に入る、的ばかいの海に入る、こういった通路が変更を余儀なくされております。そういう中で、伝統を守るためには、やっぱり真っすぐ行ったがいいだろうと思っておりましたが、いろんな県などとの打合せの段階でう回路を今回つくらなくちゃならなかったということで、その辺の難しさというのを感じているところでございます。 33 ◯福永栄助議員 私の思いとちょっと違いますけどもね。的ばかいが四王子宮から出て、海岸に行く。それはルートの変更がありましたよ。途中の道路はどのように感じていただいておりますか。つぎはぎだらけのパッチワークみたいな道路なんですよ。石も出てますよ、骨材が。それを、的ばかいからはちょっと見えないんですよね、人が多くて。しかしながら、終わった後、あなたが帰りますよね。帰りにその道を通ったときに自分の目で確かめられますよね。これは一つの観光資源ですよね。で、生活道路ですよ、ちょっと言うならば。あの状態を見て、ちょっと舗装もやり直そうよという考えは浮かばないんですか。 34 ◯町 長(中逸博光君) 福永議員もおっしゃるとおり、やはり凸凹を見て、今後、そういうところも整備していかなくちゃならないと感じているところでございます。 35 ◯福永栄助議員 だから、これをつくったのは、道路に関しては見てるんですかって言うんですよ、現場を。相当あの縦のラインで横にそれぞれ道がありますけど、これは生活道路だと思いますけども、相当傷んで、掃除しても掃除しても、道路を掃除しても、石が出てくるんですよ。これは何十年も前の舗装なんですよ。その後に水道管を入れたり、あるいは下水道管を入れて切り込みをしたでしょう。本来であれば、そこに下水道管入れたら新たにやり直すぐらいの年数がたってたんですよ、あれは。そこに、小さいことだけども、そういったところに目が届かなければ、この地方自治法の第2条にある住民の福祉の向上には当たりません。ましてや、そこに住んでよかったと、ああ暮らしてよかったという思いが幾分か消えるんではなかろうかと思います。  今、私の近所だからなかなか私も言いにくい面もありますけどもね、これは一つの町の観光事業としてのあれで、それに、あそこは、的ばかいの前には掃除するんですよ、行政区が。的ばかい保存会からあれを受けてするんですけども、要するに、側溝は現場打ちの昔のままだからあれがあいたりなんかしてますよね。実際、雨が降ったら、あそこはお宮から下がってるでしょう、海岸のほうに。ところが、水たまりができるんですよね。どうか一つ、住民の、ああ長洲町に暮らしてよかったと。もう大分高齢化していてよちよち歩きの中で、ちょっとけつまずいて倒れたら、保険入ってますけども、ああ、長洲町でよかったとは言われませんもんね。町長の決意を伺って。 36 ◯町 長(中逸博光君) 今、福永委員から御指摘がありました。私もさらに町内を見て回って、そういう道路の修繕しなきゃならない箇所、こういうのを含めた個別計画をつくり上げていきたいと考えております。 37 ◯福永栄助議員 終わります。 38 ◯徳永範昭議長 ここでしばらく休憩します。                休憩(午前10時43分)                再開(午前10時54分) 39 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 濱崎 久議員 40 ◯徳永範昭議長 13番、濱崎久議員の登壇を許します。  濱崎議員から一般質問席への飲物の持込みの申出がありましたので許可しております。                 (濱崎 久議員登壇)
    41 ◯濱崎 久議員 おはようございます。  まず第1点、新型コロナウイルス感染第2波対策は立てたか、お伺いいたします。  町近くで新型コロナウイルス感染対象者が注目されたとき、町は十分対応できたと捉えているか、反省することはないか伺います。また、今後、第2波対策はどう考えているか。風評被害対策などについて、町独自の考えを伺います。  日本新聞協会のワーキンググループは、医療従事者の家族が差別・偏見を受けることを捉えています。子どもの保育園登園や配偶者の出社を拒否されたケースが多く、子どもが学校に来るなと言われて行けないと報道されております。熊本市東区のピースフル優祐悠は、苦情が相次ぎ、保育園の利用が断られるなど、影響が従業員に及んだと聞きます。町はこうした風評被害的な防止対策はどう取っておるか、お伺いいたします。  1点、蚊対策であります。  いよいよ蚊が飛び交う季節です。ウイルスを媒介するヒトスジシマカの活動が活発化する時期です。新型コロナウイルスの媒介対策は大丈夫か心配するものです。蚊や感染症に詳しい長崎大学熱帯医学研究所助教授、砂原俊彦先生によれば、蚊が吸血する際に血液が固まるのを防ぐために注入する唾液にウイルスが含まれていると感染につながると言われております。町独自の対策を伺います。  次は、非接触型体温計の配布についてを伺います。  例えば東京都は新型コロナウイルスの感染対策として、各学校にサーモグラフィーを配置すると報道されています。長洲町も例えば、非接触型体温計を公共施設だけでなく、企業や人の出入りが多いサービス業などに、町からの検査依頼だとして、あるいは町からの要請ですとして配布したらどうか伺います。100個配布したとしても50万円ぐらいの予算であります。税金を日頃、真面目に納めていただいている方々の従業員の多い企業には、検温手伝いのため、役場職員を派遣することも考えてはどうか、いろいろ対策は考えられます。伺います。  次は、有明保健所の周知のことでお伺いいたします。  住民にこの際、有明保健所の周知を徹底すべきではないか伺います。そもそも玉名市に存在することすら知らない住民も多いのです。聞くところによれば、新町区の住民が玉名市に赴き、市民会館の周辺を散々訪ね回ったが、分からなかったと聞きます。町から広報を配布するとき、有明保健所は玉名市にありますと、住民に分かるように書き添えるよう、課長に注意したはずです。住民の目線に立った行政をつかさどってもらいたいが、いかがかお伺いいたします。 42 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の御質問にお答えいたします。  有明保健所管内において、新型コロナウイルス感染者が確認された際の町の対応としましては、県の報道発表後、速やかに対策本部会議を開催し、県の基本方針に基づく町民への周知、感染の疑いがある場合の相談窓口である有明保健所の周知、マスク着用、手指の消毒の徹底、3密を避ける行動の徹底など、感染拡大防止の取組についての情報発信や周知に努めたところでございます。  また、全国的に問題となった風評被害への対策につきましては、町としても十分配慮の上、対応していく必要があると認識しており、そういった風評被害が起こらぬよう、しっかり取り組んでまいりたいと思います。  また、蚊が発生しないような消毒の対策、マスクや防護服、非接触型体温計等の備蓄品の補充が、全国的な需要拡大に伴いなかなか進まなかったこと、有明保健所への相談方法の周知など、今後の第2波に際し対応できるよう、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 43 ◯濱崎 久議員 特に子どもの保育園登園、これは長洲町であっていないかどうか。特に保育所は公から民に移ったばかりですので心配いたしますが、その点はどのような対策を取っておられるんでしょうか。 44 ◯子育て支援課長(山本明子君) お答えいたします。  町内の保育所、認定こども園に関しましては、感染拡大防止のため、感染症対策や健康管理に心がけていただくようお願いしております。また、子どもの発熱などにより登園を控えてもらう場合などは、慎重に判断するとともに、保護者に対して丁寧な説明をしていただくようお願いしております。新型コロナウイルス感染症に関する正しい知識や情報に基づき、冷静な判断や行動についてお願いしているところでございます。 45 ◯濱崎 久議員 住民のためにしっかり対策を立てていただきたいと思います。  次は、2長洲中学校の暴力事件に関する虚偽答弁についてお伺いいたします。  町の教育委員も教育委員会が虚偽の回答をすることを承諾されていたのか。これはさきの質問で、時間切れと教育長の認識のずれで明確な答弁がありませんでしたので、再び質問いたします。  教育長の虚偽説明は、委員会の決議だったのか。  平成24年、福島メモデータは教育委員会に報告され、9月6日に印刷、そして9月27日に教育長、教育委員ほか、関係者大勢出席の下、面談が行われていたことが判決で判明しました。その場に教育委員も出席していると記録されております。公の場で本件アンケートに基づく福島メモデータが読み上げられ、説明が行われています。いわゆる福島メモデータは教育委員会に報告され、その報告書は当時から、被告、町側が管理していたと判決されました。本件アンケート別紙1をはじめ、2、3、町側が管理していたのです。行政は継続です。  情報を共有している教育委員は、情報審査に関し、平成27年11月11日、長教学388号に関することや、平成28年9月9日、審査会長答申に関し、教育委員会が虚偽回答することを当然知る立場にあります。教育委員の皆さんはこのことを承諾されたのか。その記録文書の存在についてもお伺いいたします。  2点目は、虚偽答弁をなぜ修正しないのか、虚偽答弁を認めているのか、お伺いいたします。  平成24年、教育委員会に報告された福島校長記載のメモデータは、学校からの報告文書でした。その後、原告らの面談に公に使用もされています。これらの事実が存在するにもかかわらず、裁判の判決があるまで何年にもわたって隠蔽し、当時は存在しないということが事実だという答弁は虚言であります。  その1、生徒から聴き取ったもののメモを取り付けたものはないという公式答弁は、虚言だったのですか。  2点、当時なかったものが新たに発見されたと戸越教育長も課長も答弁しておりますが、これもうそだったのですか。  3点、意図的にうそをついたのではなく、学校から報告されたものはないとも答弁しておりますが、2人とも虚偽答弁だったのですか。判決は報告文書が存在すると決しています。  令和2年3月議会で担当課長は、「これまで答弁した内容は、その当時はそれが事実であったわけですので、修正することは考えない」と答弁されてますが、右顧左眄、誰を気にしてそう言ってるんですか。当時はそれが事実とはどういうことですか。判決は被告、町側が当時から報告文書を管理していたと断じました。裁判で被告、町側は虚偽で違法で過失だと断罪しています。当然、修正すべきではありませんか。お伺いいたします。 46 ◯教育長(戸越政幸君) 濱崎議員の2点の御質問のうち、1についてお答えします。  平成28年9月9日付で、長洲町情報公開・個人情報保護審査会の答申書の内容につきましては、当時の教育委員に報告しております。なお、口頭で報告しております。  2点目の2についてお答えします。  議会等におけるその時々の答弁につきましては、その時点で知り得ていた事実をありのままに答弁しておりますので、修正する考えはありません。  以上です。 47 ◯濱崎 久議員 報告はしてるけど、承諾をもらってないということですか。 48 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  報告を口頭でしておりまして、それに対する異議等はあっていないということでございます。 49 ◯濱崎 久議員 教育委員会の決議というのは報告だけでいいんですか。教育委員の決議はもらわんでいいのですか。 50 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  教育委員会会議の中へ諮ります案件につきましては、教育委員会で議決を諮るもの、また協議するもの、それと報告のみのものとございまして、審査会の答申書につきまして、報告でさせていただいたというものでございます。 51 ◯濱崎 久議員 それでは、教育長が虚偽の説明をしても、それは教育委員の中では後刻報告を受けるだけで、異議申立てなんかはあってないんですか。 52 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども申し上げました、異議等はその当時はあっておりません。 53 ◯濱崎 久議員 それ独裁じゃないですか。教育委員会の決議というのは、教育委員会の中で協議をして、それで決めて、そして公に出す答えじゃないんですか。教育長がそれじゃあ、勝手にしてるんですか。その決裁の書類なんかはありますか。 54 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほど言いました、長洲町情報公開・個人情報保護審査会におきます聴き取り調査がされておりまして、その中では教育委員会から2名、聴き取り調査を行っております。その内容については、その個人の聴き取りということでございますので、事前に教育委員会で決定したことを申し上げたというものではございません。聴き取り調査の後、答申書が出されまして、その答申書について報告をしたというものでございます。 55 ◯濱崎 久議員 ということは、教育長が勝手に虚偽の説明をしたということになるんですか。 56 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  答申書の中の聴き取り調査につきましては、こちらでは把握をしておりません。  以上でございます。 (「答え。教育長が一人でした。」と呼ぶ者あり) 57 ◯徳永範昭議長 濱崎議員、通してください。 58 ◯濱崎 久議員 そこで答えさせて下さい。 59 ◯徳永範昭議長 濱崎議員が質問してください。 60 ◯濱崎 久議員 質問に答えてくださいよ。教育長が勝手にしたんですか。一人でしたんですか。その決裁文書はありますか。報告文書もありますか。 61 ◯学校教育課長(松林智之君) その当時、聴き取りが行われたということでございますので、その内容につきましては存じ上げておりませんし、その聴き取り調査は、御本人がされたものというふうに考えております。 62 ◯濱崎 久議員 「長洲町情報公開・個人情報保護審査会の聴き取り調査における長洲町教育委員会の回答は明らかに事実に反する」、この判決が出てますよね。長洲町教育委員会全体を言ってますけど、これはどうですか。 63 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほど申されたのは、裁判の中の判決の一部だと思っておりますけども、組織として教育委員会に所属する者が発言をしておりますので、教育委員会というふうに捉えられたものかというふうに思います。 64 ◯濱崎 久議員 ということは、教育委員会は虚偽の説明をしたということは認めるわけですよね。しかし、その教育委員会の中で教育委員には報告をするだけで、教育委員は何も申してないんですね。さっきから申しておりますけどね、その書類なんかはありますか。 65 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  口頭で報告をしておりますので、その内容についての資料はございません。  以上でございます。 66 ◯濱崎 久議員 教育委員会の決議というのは、そういうもんですね。それじゃあ、この虚偽の説明をしたことは、誰に責任があるんですか。 67 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  長洲町情報公開・個人情報保護審査会に諮問しましたのは、教育委員会であり教育委員会というふうに考えております。 (「書類はありますか。二つ言った、二つ。」と呼ぶ者あり) 68 ◯徳永範昭議長 濱崎議員、質問してください。 69 ◯濱崎 久議員 議長は質問したことに答えさせてくださいよ。書類はありますか。 70 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども申しました。教育委員会会議の中では議決を諮るもの、協議、報告するものというふうに案件がございまして、今回は教育委員会会議の会議自体を終了した後に諸報告として報告したものであり、その資料についてはございません。  以上でございます。 71 ◯濱崎 久議員 責任は教育委員会にあると言いましたよね、責任はあると。ということは、教育委員もそれを認めたということになるんですよ。どうですか。 72 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  教育委員会の中に教育委員も所属しておりますので、そのようになるかと思います。 73 ◯濱崎 久議員 ということは、教育委員会の組織全体の決議事項であったわけですか。 74 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども申しました、答申書の内容で聴き取り調査を行っておりますが、それは個人として聴き取りが行われておりまして、教育委員会全体として事前に協議をしたというものではございません。結果としまして、教育委員会の組織に教育委員も所属しておりますので、教育委員会としての責任というふうになってくるかと思います。 75 ◯濱崎 久議員 責任は教育委員会全体だということを認めましたよね。しかし、その決裁の文書は一つもない。それ、おかしいんじゃないですか。そうした文書は全くないんですか。 76 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども申しました、教育委員会会議で諮る案件とは別に、教育委員会会議が終了した後に諸報告として取り扱ったものでございまして、それに関する資料はございません。  以上でございます。 77 ◯濱崎 久議員 総括します。責任は教育委員会にある。しかし、その文書はない。こういうので教育長いいんですか。 78 ◯教育長(戸越政幸君) お答えいたします。  当時は多分、非公開とした形で、報告という形で行われておったというふうに思います。その関係で書類がないというふうにお答えしているものと思います。  以上です。 79 ◯濱崎 久議員 非公開であっても記録はあるはずですよね。その記録はありますか。 80 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども申しました、教育委員会会議にお諮りします案件、その案件につきましては、記録というものはございますけども、教育委員会会議を一旦終了した後の諸報告として口頭での報告をしておりますので、その分については記録がないということでございます。 81 ◯濱崎 久議員 教育委員会に責任があるということは認めております。しかし、記録はない。しかし、それは教育委員も認めたということになるんじゃないですか、報告を受けたということは。どうなんですか、認めたということになるんですか、ならないんですか。 82 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  口頭での報告をした際に、異議等、質問等、意見等があっておりませんので、認めたというふうに捉えられるのかもしれませんが、異議等は実際のところはあっておりません。  以上でございます。 83 ◯濱崎 久議員 それじゃあ、教育委員会の責任があるというのは、どこまでの責任ですか。 84 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  長洲町情報公開・個人情報保護審査会で判断され出された答申書につきましては、教育委員会のほうが責任があるかというふうに考えております。 85 ◯濱崎 久議員 教育委員は。 86 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども申しました、教育委員も教育委員会の組織の一員でございますので、出された答申書につきましては、教育委員を含めた教育委員会のほうで責任があるかというふうに考えております。 87 ◯濱崎 久議員 いろいろ答弁しましたけどね、最終的に教育委員を含める教育委員会全体の責任であったというわけですよね。教育委員もこれを了解したということですよね。間違いありませんか。 88 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。
     先ほども申しました、教育委員からの異議等はあっておりませんので、そのようになるかというふうに思います。 (「2点目を答えてください。虚偽答弁。」と呼ぶ者あり) 89 ◯徳永範昭議長 濱崎議員、質問してください。 (「質問したでしょう。記録が残っとるでしょう。2問目ですよ。虚偽答弁。」と呼ぶ者あり)  議長を通して、発言してください。質問してください。 (「時間をストップするなら、もう一回、言ってもいいですよ。」と呼ぶ者あり)  ここでしばらく休憩します。                休憩(午前11時19分)                再開(午前11時26分) 90 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 91 ◯教育長(戸越政幸君) 改めて2点目の(2)についてお答えします。  議会等における、その時々の答弁につきましては、その時点で知り得ていた事実をありのままに答弁しておりますので、修正する考えはありません。 92 ◯濱崎 久議員 教育長をはじめとし、教育委員、教育委員会事務局、組織全体の隠蔽、虚偽、腐敗の実態です。この腐敗の実態を町長どう思われますか。 93 ◯町 長(中逸博光君) 腐敗という言葉というのは、僕はそういう言葉は使いたくありません。ただ、組織的に今回の裁判にあって、このような事案が発生したということ、それを真摯に受け止めているところでございます。 94 ◯濱崎 久議員 それじゃあ、こういうふうにして隠蔽した、虚偽の答弁をした、このことはどう思います。 95 ◯町 長(中逸博光君) 裁判による判決が出ておりますので、それを真摯に受け止めているところでございます。 96 ◯濱崎 久議員 今、教育長は修正しないと言いましたがね、そのときに承知していること、松林課長は承知しているんですよ。修正しないんですか。 97 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  以前から、教育委員会にはいわゆるアンケートというのが存在しておりませんというふうに答弁をしてまいりました。裁判の状況を踏まえますと、福島メモデータが存在していたというのは事実でございますけども、教育委員会では保管をしていなかったと、存在していたことを確認していなかったということでございまして、教育委員会では保管をしておらず、存在していないと申し上げてきたものでございます。ですので、福島メモデータの存在自体の確認をしておらず、失念していたものというふうに認識をしているところです。 98 ◯濱崎 久議員 平成27年に松林課長は教育委員会に課長補佐で来ましたよね。審査会長の答弁は平成28年ですよね。その中で教育委員に説明をされたわけでしょう。説明をされたときは、もう承知してるんじゃないですか。 99 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  審査会の答申書を口頭で説明をしておりますが、その内容につきましては、私、詳しくは存じ上げておりませんでした。ただ、裁判ということで訴訟中でありましたので、その辺りについては、詳しいところは認識をしてなかったというのが事実でございます。 100 ◯濱崎 久議員 その職にありながら知らなかったって言えんでしょう。教育委員にも説明してるんでしょう。こういうふうにして虚偽の説明をしましたよと報告したんでしょう。そしたら知ってるわけでしょうが。 101 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども申しました、いわゆるアンケートというものの存在につきましては、存在自体を認識をしていなかったということで聴き取り調査が行われたものというふうに思っております。存在はしておりましたが、それを確認していなかった、それを失念していたというところで認識をしているところでございます。 102 ◯濱崎 久議員 令和2年3月の議会で、「教育委員会も当時出席しておりますので、内容は把握している」と松林課長は答弁しているんですよ。いわゆる平成24年のときから、この報告文書は教育委員会として把握していると言ってるじゃないですか。あなたの答弁ですよ。 103 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  当時、原告との説明会のときに教育委員も出席をしておりました。そのときの資料として把握はしていたというふうに答弁しております。ただ、説明したアンケートを取りまとめたものにつきましては、教育委員会では保管・管理をしていなかったものですので、その存在自体の確認をしていなかったと、失念していたというものでございます。 104 ◯濱崎 久議員 その報告文書が学校の校長のパソコンに入っとったわけでしょう。教育委員会に報告したその書類はパソコンに入っとったわけでしょう。教育委員会は当時からずっと知っているはずでしょうが。違うんですか。 105 ◯学校教育課長(松林智之君) そのような書類が学校にあったというもの自体の確認をしていなかったというものでございます。 106 ◯濱崎 久議員 それは内輪の仕事の内容のことでしょう。認識しとったか、してなかったかということでしょう。教育委員会はこの教育委員会に学校から報告書類が来たときは、これでもう認識してるわけでしょうが。課長もその答弁をしとるでしょう。そしたら途中でですよ、平成24年に教育委員会に報告したのが途中でなくなってですよ、そして、なくなったことが事実なんだと言えますか。教育委員会に平成24年に報告したら、ずっと行政は継続ですよ、あるはずですよ。途中でなくなっておるから、これが事実ですって、それを答弁できますか。 107 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  その当時、説明会の中で資料として配られたものというふうに思っておりますけども、それ自体を教育委員会のほうで保管・管理をしていたというものではございませんで、その存在自体の確認を失念してきていたというふうに考えております。 108 ◯濱崎 久議員 教育長が言うてるでしょう。学校から報告されたことは報告文書でしたと。平成24年に報告文書が来てるのにですよ、それを教育委員会の隅っこになかったとか、学校のほうにあったとか、どこにあったとか、そういうことは教育委員会の管理下の中にあったわけでしょうが。平成24年に学校から報告文書として報告されたら、それからずっと教育委員会の管轄内にあったわけでしょうが。裁判もそういうふうにして判決されとるですよ。それを知らないちゅうのは、それは内部の話でしょう。知るべきでしょう。 109 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  当時、教育委員も含めてアンケートを取りまとめたものというのを協議をしておりますが、そのときから現在まで、実際は教育委員会では保管をしておりませんでしたので、存在していないというふうに申し上げてきました。また、これがどういった経緯で教育委員会の保管・管理がなされなかったかということでございますけども、そこはいろんな引継ぎのところで、そういった不具合といいますか、引き継がれなかったというものがあったのではないかというふうに思っております。 110 ◯濱崎 久議員 教育委員会の管轄内にあったということを判決されておりますが、これを認めないんですか。 111 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  確かに裁判の判決の中では、教育委員会が保管・管理をすべきというふうに書かれております。当然、当時教育委員も含めて、その内容というのは知っていたということでございますが、それが現在まで、それが引き継がれて教育委員会のほうで保管・管理がなされていなかったと。また、それが存在をしているということ自体の確認をしておらず失念していたということで認識をしているところです。 112 ◯濱崎 久議員 そしたら、あなたの責任でしょう、失念していたというのは。教育委員会の管轄内にこの報告文書は存在してるんです。それは見てるんでしょう。認めるんですか、認めないんですか。 113 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  報告というのは、報告の仕方というのが多々あると思います。学校から教育委員会の事務局を通して教育長にというような報告ではございませんで、原告との協議をするときに配られたものでございます。ですので、事務局として、それを保管・管理をしていなかったものではないかというふうに考えております。 114 ◯濱崎 久議員 それは9月27日です。報告はその前です。印刷をする前に報告があってるんです。違う。 115 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  申し訳ありません。その前日に協議をしまして、そのときに配られたものでございまして、その書類につきましては、教育委員会の事務局として保管・管理をしていなかったというものでございます。 116 ◯濱崎 久議員 違いますよ。面談は9月ですよ。印刷が6月です。その前に教育委員会に報告がなされてるんです、報告文書として。教育長の言葉を借りれば。ですから、面談で説明する前、それは9月ですよ。6月に印刷をし、その前に報告がされてるんです。違いますか。判決はそう書いてありますよ。 117 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  6月から9月の間のこの期間につきましては、私は詳しく存じ上げておりません。把握しておりません。申し訳ございません。 118 ◯濱崎 久議員 判決に書いてるんですから。9月に面談をし、その前の6月に印刷をし、その前に教育委員会に報告文書として報告がなされてるんですよ。それが途中でなくなるんですか。なくなったのが事実ですか。おかしいでしょう。 (「報告は6月の前ぞ。」と呼ぶ者あり) 119 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども申しました、学校から正式な報告文書としては来ていなかったというふうに思っておりまして、報告がどのような形態の報告をされたかということになりますけども、報告がされた時点で教育委員会のほうで、その書類について保管・管理をしていなかったということでございます。 120 ◯濱崎 久議員 そしたら、その報告文書はないということですか。 121 ◯学校教育課長(松林智之君) 教育委員会のほうで保管・管理をしていなかった、ですので、存在していなかったと申し上げてきたものでございます。 122 ◯濱崎 久議員 判決で、別紙1、別紙2、別紙3、証拠書類として出とるでしょう。報告が出とるでしょう。それを否定するんですか。 123 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  それは裁判をするにつれて、調査をして、書類として裁判の中で提出したものでございます。それまでは教育委員会の中では保管・管理をしておらず、存在していなかったということを申し上げてきたところです。 124 ◯濱崎 久議員 おかしいでしょう、それは。面談が9月、6月に印刷、その前に報告された。その報告文書はないんですか、そしたら。 125 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  報告の文書、議事録等はございません。  以上でございます。 126 ◯濱崎 久議員 それじゃあ、裁判を否定するんですか。裁判の中では、別紙1、別紙2、別紙3として添付してありますよ。これが証拠だ、報告文書だと。それは学校の校長のパソコンの中に入ってたんだと。もう一つは、本件アンケートは校長室にあったんだと。裁判で出とるでしょう。その報告がそしたら教育委員会になかったちゅうんですか。 127 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  福島メモデータ自体は学校の校長室から、裁判の中で請求があり調査したところ、発見したところでございます。その前までは教育委員会のほうでは保管・管理をしておらず、教育委員会の中では存在していないということを申し上げてきたところでございます。 128 ◯濱崎 久議員 教育長、教育してくださいよ。学校は教育委員会の管轄ですよ、学校にあったという。平成24年にこの報告文書が報告されて、そして、それは事務局の中に保存されていると思いますよ。なぜなら、校長のパソコンの中にもあるんですから、その副が。いわゆる裁判の中では、判決では平成24年に学校から教育委員会に報告したと載っとるでしょう。これを否定するんですか。学校から教育委員会に報告がなされたちゅうならば、それはそのとき、それ以来ずっと報告文書は教育委員会の管轄内にあるはずなんですよ。どうです。 129 ◯教育長(戸越政幸君) お答えいたします。  この案件が出たとき、起こった後に、学校長からその事故報告につきましては、こういう内容で事故が起きましたという報告は上がってきております。しかしながら、後でいう、福冨メモですとか、福島メモとか、そういうものについては、その後、上がってきておりません。事故報告については上がってきておりますので、保管・管理しております。  以上です。 130 ◯濱崎 久議員 違います。判決は、「福島メモデータを作成し、教育委員会に報告をした。そして6月に印刷をし、9月に面談をした」と書いてあるでしょう。 (「書いてあるでしょうが、判決書の12ページと13ページ。」と呼ぶ者あり) 131 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほども何回も申し上げておりますけども、報告はされたものであり、その報告の文書というものが正式に教育委員会の事務局の中で保管・管理をしておらず、その存在自体の確認も失念していたということで、裁判所に提出する前までは存在していなかったということを申し上げてきたところです。 132 ◯濱崎 久議員 だから、それは違うでしょう。報告をされた、そして校長室のパソコンに入力した。報告は文書でされてるんでしょう。教育長も報告文書でしたと答弁しとるでしょう。だから、その当時から、その報告文書は教育委員会の管轄内に存在しているはずですよ。それが途中でなくなるちゅうのはおかしいでしょう。どうです。 133 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  これは裁判の判決の中にも書かれておりますけども、当時、そのようなアンケートの取りまとめ、いわゆる福島メモデータというものの存在自体を失念していたというものではないかというふうに考えております。 (「それは執行部の中身のことで、存在しとるわけやろう、報告されたときから。」と呼ぶ者あり) 134 ◯徳永範昭議長 濱崎議員、質問してください。 135 ◯濱崎 久議員 存在しとるわけでしょうが、平成24年に報告された時点から、教育委員会の管轄内に。 136 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  存在はしていたのでございますけども、その存在自体の確認をしておらず、教育委員会のほうでは保管・管理をしていなかったものですから、存在はしていないというふうに答弁をしてまいりました。  以上でございます。 137 ◯濱崎 久議員 存在していたことを認めるならですよ、何で、「当時はそれが事実であったわけですので、修正することは考えない」と答弁するんですか。存在しておったのをあなたが知らんやったちゅうだけのことでしょう。 138 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  これは先ほども何回も申し上げておりますけども、報告がなされた後、その資料というものが教育委員会のほうで保管をしておらず、その存在自体を失念していたと。それが裁判所に提出するまでは、その状況がずっと続いておりまして、失念していたものということで考えております。 (「失念しとったちゅうことやろう。存在しとったわけやろ。」と呼ぶ者あり) 139 ◯徳永範昭議長 濱崎議員、質問してください。 140 ◯濱崎 久議員 存在しとったわけでしょう。ただあなたが失念しとっただけでしょう。 141 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほど教育長の答弁がございました。その時々の答弁につきましては、その時点で知り得ていた情報・状況をありのままに答弁しておりますので、修正する考えはございません。  以上でございます。 142 ◯濱崎 久議員 ですから、書類は存在しとる、あなたが失念しとった。それをその当時は事実だと思って答弁しとった。だから、それが間違ってるんですよ。間違っているならば修正すべきじゃないんですかと言ってるんです。 143 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども申しました、その時点で発言したことにつきましては、その時点で知り得ていた状況をありのままに答弁してきておりますので、遡ってまで修正するという考えはございません。 144 ◯濱崎 久議員 ちょっと議長、休憩。おかしかやんね。 145 ◯徳永範昭議長 しばらく休憩します。                休憩(午前11時49分)                再開(午後 0時27分)
    146 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 147 ◯学校教育課長(松林智之君) 大変申し訳ございません。議員が言われるようにアンケートを取りまとめた文書、いわゆる福島メモデータが存在していたということを認識していなかった、また確認をしていなかったということで、こちらの調査不足ということで大変御迷惑をおかけしたというところは、大変申し訳なく思っております。 148 ◯徳永範昭議長 一般質問の途中ですが、ここで昼食のため休憩します。午後の会議は1時30分から再開します。                休憩(午後 0時28分)                再開(午後 1時29分) 149 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 150 ◯濱崎 久議員 平成24年、学校から報告文書をもって教育委員会に報告がなされたにもかかわらず、長洲町情報公開・個人情報保護審査会会長の聴き取り調査に関し、教育委員会の公印を使い、虚偽回答をした。その虚偽回答は中逸町政における教育委員も含め、教育委員会の組織全体の決議事項であったのか伺います。 151 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  当時はそれが教育委員会の見解としては事実であったということでございましたので、そのような回答となったものでございます。 152 ◯濱崎 久議員 教育委員会は長洲町教育委員会の組織を上げて、うその回答、虚偽回答をしてきたのでありますか。伺います。 153 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども申しました、その時点において知り得た情報・状況について回答してきたというものでございますので、決して虚偽をしたという認識ではございません。  以上でございます。 154 ◯濱崎 久議員 それでは、回答自体はうそではなかったんですか。 155 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども申しました、その時点でそれが教育委員会としての見解というものでございましたので、うそであったという認識はございません。  以上でございます。 156 ◯濱崎 久議員 それで何で判決で負けたんですか。 157 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  判決の内容につきましては、当時の教育長が教育委員会の代表、立場としての責任としまして、そのアンケートを取りまとめた報告書というのを知り得ているべきだったということでございますが、そういうものを失念していたと、認識が不足していたというものでございます。当時は教育委員会の中でも、それを保管・管理・保存しているものではございませんでしたので、ないということで回答していたものでございます。  以上でございます。 158 ◯濱崎 久議員 公印を使って回答をしてますが、誰もそれを止めなかったんですか。 159 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  当時、教育委員会の教育長名と教育長の印鑑で回答しておりますが、その当時は教育委員会を代表する教育長で回答したものであったというふうに思います。直接当時携わってはおりませんが、文書の回答に関しましては、教育委員会教育長名での回答をなされたものというふうに考えております。 160 ◯濱崎 久議員 松林課長は平成27年から教育委員会に課長補佐として在籍されております。その前は藤井課長ですね。2人ともそれでは、それは認めたということですね。 161 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  その当時はそれが事実であったという認識の下、回答がなされたのではないかというふうに考えております。 162 ◯濱崎 久議員 藤井課長は出席しておりますが、言うことはありませんか。  平成24年9月27日、「福島メモデータを見ながら朗読し説明した」という判決に対し、松林課長は「教育委員会も当時出席しているので内容は把握している」と判決を受けてようやく認めました。いわゆる事件当初から、福島メモデータ、いわゆる学校からの報告文書を教育委員会は把握していたと認めたのです。事件当初から報告文書はないと、ずっとうその答弁をしてきたことを教育委員会は虚言だったと認めたということです。教育委員会や町の職員が数年間にわたり、職務怠慢による認識がなかったと、知らなかったから間違いの答弁をしたんだと、間違いが分かった今も修正しない、結果的にうそをついた、こういう職員を町長は認めてるんですか。 163 ◯町 長(中逸博光君) 今回の裁判の内容であろうかと思いますけど、裁判の判決に従って我々も真摯に反省をしているところでございます。 164 ◯濱崎 久議員 職員を勉強させるつもりはありませんか。 165 ◯町 長(中逸博光君) 職員はこれからもやっぱりいろんなことを体験して勉強していかなくちゃならないと感じております。今後、裁判も幾つかあろうかと思いますけど、それに対応していく職員は勉強していかなくちゃならないと。そういう職員をつくっていくのが私の役目でもあろうかと思っています。 166 ◯濱崎 久議員 私が質問しだしてから約7年、暴力事件発生から約8年、損害賠償請求事件から約3年、この間、平成24年、教育委員会へ報告文書が学校から報告されております。その報告文書は面談で朗読・説明され、これらの事実は一切判決があるまで町長の耳には届いていないのですか。お伺いします。 167 ◯町 長(中逸博光君) どういう資料があったか、裁判の内容でどういうことをされたという逐次報告はあっておりますが、そのような失念があったということまでは聞いておりませんでした。 168 ◯濱崎 久議員 平成24年、教育委員会に報告文書が報告されたにもかかわらず、また、委員会の管理下にその証拠があるにもかかわらず、教育委員会のこれまでの数年間にわたる隠蔽と虚偽の答弁は、知るべき職にありながら事実を隠蔽した職務怠慢であると思います。悪逆無道であります。数代にわたる教育長や教育委員長をはじめとし、教育委員会全体を議会議員として私は教育行政を大いにチェックし非難します。教育委員も含めて、教育委員会全体、組織全体として大いに反省を促しますが、まず町長に答弁を求めます。 169 ◯町 長(中逸博光君) 私は教育委員を選任するとき、やはり専門的ですばらしい方ばかりと思っております。また、議会の同意も得て選任をされております。  以上でございます。 170 ◯濱崎 久議員 今までの虚偽の答弁は改めて修正を要求しますが、教育長、どうですか。 171 ◯教育長(戸越政幸君) お答えいたします。  課長も繰り返し述べておりますけども、その時々には本当に真摯に対応してお答えしております。その結果として、それを修正することはありません。  以上です。 172 ◯濱崎 久議員 その当時は真摯に答弁をされたと思いますが、結果が出たわけですよね。教育長が答弁しました、新しく発見された資料でございますとか、あるいは生徒のアンケートに基づく報告書でございますとか、それは違ったわけですよね。こういう結果が出てでも、修正しない、ごめんなさいと言うこともないわけですね。 173 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども何回か申し上げておりますけども、存在自体はしていたということで判決の中で示されておりますが、その存在自体を確認しておらず失念していたということで、今回判決のほうも出されていますが、そのことにつきましては、調査不足、確認不足というところで大変申し訳なく思っているところでございます。 174 ◯濱崎 久議員 教育長にお尋ねしますけどね、そういうような内部のことは内部で話し合ってください。私は議会議員として教育委員会に質問してるんですから。もう時間がありませんので先に行きますけど。そういうふうにして間違っていたんだということについても、教育長、修正しないんですね。 175 ◯教育長(戸越政幸君) お答えいたします。  先ほどから繰り返しておりますけども、その都度、その都度の議会の中で真摯に全てを出してお答えしてきていると思います。ただ、判決がああいう形で出ておりますので、そこは真摯に受け止めてですね、なぜ裁判まで至ったのかを含めまして、二度とこのようなことがないように、しっかりと反省をしていきながら今後に活かしていきたいと、そういうふうに思っているところです。  以上です。 176 ◯濱崎 久議員 時間がありませんので、次に回します。しっかり7年間の議事録を読んどってください。  最後は、3.コミュニティ・スクールについてお伺いします。  コミュニティ・スクールの在り方を検討する学校運営協議会の構成委員は、どのようにして選び、教育委員会が任命するのか、コミュニティ・スクールとはどのように捉え、任命にするに当たり、どのような検討をされたか伺います。 177 ◯教育長(戸越政幸君) 濱崎議員の御質問にお答えします。  コミュニティ・スクール推進委員会の構成委員は、長洲町コミュニティ・スクール推進委員会設置要綱第4条により、学識経験者、校区の有識者、保護者や学校長などを教育長が委嘱しております。その校区に適した学校運営協議会を設置する準備委員会として、規約や組織、学校運営協議会を設置した際に必要となる構成委員の検討・協議を実施しております。また、学校運営協議会の構成委員としては、長洲町学校運営協議会規則第7条に、12名以内と定めておりまして、地域の住民の方や、その学校の保護者、学校の教職員などのうちから、学校長の推薦により教育委員会での承認を経て任命するとしているところです。  以上です。 178 ◯濱崎 久議員 今、教育長は、最初委嘱したと、そして後は任命したと。これは答弁の中でまた言ってください。  協議会の構成委員の中に、長洲小学校ですよ、松本昇前教育長の名前があります。その松本昇氏とは、長洲町情報公開・個人情報保護審査会の諮問に対し、虚偽の説明をした人と同一人物ではありませんか。違法な説明をし、過失を犯したと判決された人ではありませんか。お伺いします。 179 ◯生涯学習課長(漁長洋志君) お答えいたします。  まず先に、教育長答弁にありました委嘱と任命のところでございますが、コミュニティ・スクールにつきましては、準備段階におきますコミュニティ・スクール推進委員会というのがございます。こちらの委員につきましては、教育長が委嘱するという規定になっております。また、学校運営協議会のほうにつきましては、こちらの構成委員につきましては、教育委員会が任命するというところでございます。  それと、その後の御質問ですが、委員の中の松本昇氏ですが、こちらにつきましては同一の人物でございます。  以上です。 180 ◯濱崎 久議員 私がお尋ねしているのは、コミュニティ・スクールの在り方を検討する学校運営協議会の構成委員は、委嘱か、任命か、これを聞いてるんです。 181 ◯生涯学習課長(漁長洋志君) 学校運営協議会の委員につきましては任命でございます。 182 ◯濱崎 久議員 松本昇氏というのは、今答弁がありましたように、虚偽の説明をした人、過失を犯したと判決された人であるということですが、そうした前歴は構成委員としてふさわしいとして捉えて任命したのですか。選ぶ側に知識不足はあっても、任命する教育委員会は当事者です。今後、何ら支障は考えられませんか。お伺いします。 183 ◯生涯学習課長(漁長洋志君) お答えいたします。  こちら任命に当たりましては、学校長の推薦をもって教育委員会で任命すると規定がございます。こちらにつきましては、学校長から推薦が行われまして、それと規則の中に構成委員となれる規定がございます。そちらに該当するかどうかの審議は生涯学習課のほうで行わさせていただいたところでございます。 184 ◯濱崎 久議員 教育長にお尋ねしますけど、こういうふうにして構成委員としてふさわしいとして捉えておられるんですか。お伺いします。 185 ◯教育長(戸越政幸君) 十分に学校のほうでも学校長を中心に検討されたことでありますので、それをまず承認していきたいと、そして任命をしたいというふうに思います。今後の委員としての活動内容にも支障はないというふうに思います。  以上です。 186 ◯濱崎 久議員 任命というのは、「職務を命ずること」と広辞苑に書いてあるんですけどね。そういった職務に支障は出ないと、どういう覚悟があっても出ないと、そういうお考えでいらっしゃいますか。 187 ◯教育長(戸越政幸君) 学校長が目指す学校づくりに対して、しっかり協力をして、そういう学校長の思いが実現できるような、そういうお仕事が期待されるというふうに思っております。  以上です。 188 ◯濱崎 久議員 さきの一般質問の中で、教育長あるいは課長の答弁の中で、職務を失念したというような答弁がなされております。自分の職務を全うできなかった人が構成委員としてふさわしいということで教育長は考えられたということですが、教育長の答弁においても、課長の答弁においても、言うならば、教育委員会は松本教育長時代のその独断に引きずり回されたというような答弁がなされたかというように私は記憶をしております。ですから、その後、この学校運営協議会の構成委員になっておられることを聞いて、私はびっくりしたわけでございますが、何ら心配することはないという教育長の全責任を負う答弁を頂きましたので、これで終わりたいと思います。  また、長洲中学校の暴力事件の虚偽答弁のことにつきましては、今議会は時間がありませんので、次回に譲ってしっかり質問をしていきたいと思います。どうぞよろしく。  議長、終わります。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 前田美和子議員 189 ◯徳永範昭議長 1番、前田美和子議員の登壇を許します。                 (前田美和子議員登壇) 190 ◯前田美和子議員 こんにちは。1番議員の前田美和子です。初めに、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々や御遺族に対しお悔やみを申し上げますとともに、感染された方々の一日も早い御回復をお祈りいたします。また、本町におきましては、特別定額給付金や地方創生臨時交付金に対し、細やかな配慮とスピード感ある対応に町民の皆様から喜びの声が上がっておりますので、ここに報告させていただきます。  それでは、通告に従いまして一般質問を行います。内容によりましては再質問を行いますので、議長、よろしくお願いいたします。  1.新型コロナウイルス感染対策について。  新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大した今、日本において感染症に対応した新しい生活様式への移行が求められております。本町においても、その対応が急務です。新型コロナウイルス感染症対策についての現在の取組と、今後の取組についてお尋ねします。  (1)新しい生活様式に向けた対応について。  (2)ICTを活用した取組について。  以上をお尋ねいたします。 191 ◯町 長(中逸博光君) 私のほうからは、(1)について、前田議員の質問に対してお答えをさせていただきます。  日本国内における新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、町では不要不急の外出自粛や町主催のイベントの中止、公共施設の閉鎖や利用制限など、町民の皆様には非常に厳しい対応をお願いしてまいりました。  このような中、5月4日、厚生労働省より、新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、経済活動と新型コロナウイルスの感染拡大の予防の両立を図るため、新しい生活様式の実践例が示されました。この実践例は、一人一人の基本的感染対策、日常生活を営む上での基本的生活様式、日常生活の各場面別の生活様式、働き方の新しいスタイルといった、大きく四つのカテゴリーに分けられております。町としましては、厚生労働省が示しております新しい生活様式の実践例を、ホームページやメール配信により周知し、新しい生活様式を取り入れた熱中症対策のチラシを作成し、全戸に配布いたしました。また、企業や飲食店、製造業、介護施設等においては、業種ごとの感染拡大予防ガイドラインが担当省庁から公表されており、そのガイドラインに基づく対策を実践されているところであります。  町としましては、引き続き国、県の動向を注視し、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い、手指の消毒、3密の回避、換気を徹底するなど、感染症予防に努めてまいります。  続いて2点目にお答えいたします。  新しい生活様式の実践例では、働き方の新しいスタイルとして、テレワークやオンラインによる会議といったICTを活用した取組が推奨されております。本町におきましても、新型コロナウイルスの感染リスクを低減させるため、できるだけ人との接触を避けて事業が実施できるよう、ICTを活用した行政サービスの提供について検討してまいりたいと考えております。 192 ◯教育長(戸越政幸君) 前田議員の1点目の御質問のうち、(2)についてお答えします。  新型コロナウイルス感染症対策としてのICTを活用した学校の取組としましては、学校の休校中における児童生徒の家庭学習や家庭生活について、学校のホームページや学校安心メールにより情報提供を行っております。また、中学校では、生徒のスマートフォンを通じて、オンラインで休校中における生徒の健康管理、学習状況に関わる相談を実施いたしました。  今後の取組につきましては、国の補助金を活用して児童生徒1人に1台のタブレット端末を整備することとしており、今回のような休校中においても、タブレット端末を通じて家庭での学習やオンラインで児童生徒の学びの保障ができるよう検討をしているところです。 193 ◯前田美和子議員 それでは、再質問をさせていただきます。  5月25日の緊急事態宣言解除は、新型コロナウイルス感染症の収束ではなく、このウイルスと闘いながら社会経済活動のレベルを上げていくということです。感染の拡大により経済活動の大幅な制限やイベントの中止、外出自粛にて経済全体は落ち込み、私たちの日常は大きく変化しました。しかしながら、これから先に起こり得る第2波、第3波の不安のもと、ワクチンや薬の開発が待たれる中、新型コロナウイルスが終息するのは数年かかると言われています。  先ほど町長の御答弁がございましたが、国より新しい生活様式が公表され、これから私たちはウィズコロナの中でどのように生きていかなければならないかという方向性が示されました。本町でもホームページなどで周知しているということでしたが、これはやはり限られた一部の人への発信にとどまっているのではないかと思います。町民は、これから新しい生活様式の中で生活していかなければなりません。広報で特集などを組んだりとか、回覧などをしたりして、もっと町民に丁寧に周知を図っていくべきだと思いますけど、いかがでしょうか。 194 ◯福祉保健介護課長(宮本孝規君) お答えいたします。
     新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、今後の長丁場に備えて、新しい生活様式が示されたわけでございます。今までの生活様式から無理なく、この新しい生活様式に切り替えてもらうこと、また、この取組を継続的な取組としていくためにも、手洗いや身体的距離の確保といった行動の変容が必要ですという部分、その必要性と重要性について、あらゆる機会を通してきちんとお伝えしていくということが大事であるかと思います。議員御質問の中でありましたとおり、今現在ホームページ、愛情ねっと等でお知らせしておりますが、そういった地道な対応、周知を通しながらですね、町民の皆様のこういった意識が少しずつ上がっていくような形に持っていきたいと、またそういった取組をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 195 ◯前田美和子議員 この新しい生活様式は生活全般にわたるものですので、ぜひ皆さんへの周知を行っていただきたいと思います。意識が上がるようによろしくお願いいたします。  さて、熊本県と熊本市においては、新型コロナウイルス感染症の統一したリスク区分を示しました。感染者がいないリスクレベルゼロ、平常から、レベル4、特別警報の5段階で、感染者数に基づく判断基準や対策が示され、第2波に備えた県民にとても分かりやすいものとなりました。これを踏まえて本町でも、このレベルの内容を町民がよく理解し、次に第2波が出たとき、このレベルだからこれだと、そういう判断基準になるようにすることで、よく町民に理解していただき、見える化が進むのではないかと思いますけれども、どのようにお考えになりますでしょうか。 196 ◯福祉保健介護課長(宮本孝規君) お答えいたします。  先ほど議員が御質問の地域区分につきましては、6月6日に熊本県と熊本市がそれぞれ示していた地域区分、これをリスクレベルという形で統一をされております。6月10日に最初の発表、統一された発表がなされ、直近の1週間の感染状況を踏まえまして、今現在、下から2番目のレベル1、注意というところの位置づけを発表されております。このリスクレベルの位置づけにつきましては、直近の1週間の感染状況を見て県が公表するという形になります。  議員御質問のこういった部分を見える化してはどうかという部分の御質問でございますが、こういった、今現在どういう、どのレベルにあるっていうことを見える化という形は、なかなか難しい部分ではございますが、常にそういった今の状態がどうであるということをホームページ等を通じて発信していくことは大事だと思います。それと、一番大事なのは、それが変化した場合、変わった場合に、確実に迅速に、それをホームページや愛情ねっとを通じて配信するというスタンスで対応してまいりたいと思います。  以上です。 197 ◯前田美和子議員 ぜひ、よろしくお願いします。配信のほうをよろしくお願いいたします。  さて3月13日、改正特別措置法が成立し、外出自粛のため地区による活動もとても制約を受けました。介護予防拠点の自粛の中でもグラウンドゴルフは外であり密でないということで、皆さん、行われているところもありました。これは有明保健所管内で新型コロナウイルスが発生したときも、やってるところとやってないところがあり、また、地区の総会も書面決議であったり、体育館であったり、それから通常どおりであったりと、これはそれぞれでございました。この判断は、これは区のことですから区に任せるということではあると思いますけども、このような状態は新型コロナウイルスの状態で、区民も初めての状態、町も初めての状態でありますので、強制力はないとしても、新しい生活様式である3密の回避や距離を確保するなど、何か町からのアドバイスみたいなものはあってもよかったのではないかと思いますけど、その辺いかがでしょうか。 198 ◯福祉保健介護課長(宮本孝規君) お答えいたします。  県内における新型コロナウイルス感染者の発症状況や、国の緊急事態宣言期間中に出されるガイドライン(指針)に基づきながら、町主催のイベントや公共施設の利用の是非、制限等について対策本部内で協議し、住民の方にお伝えしてきたところでございます。各区で行われておりますグラウンドゴルフ等の屋外の活動につきましては、マスクを着用すること、3密を避けることなど、基本的な感染症の予防の部分をしっかりやっていただくということを説明させていただいた上で、最終的には主催者の判断でお願いをしてまいりました。そういった部分も指導をということでございますが、まずはその新しい生活様式がどんなものか、どういうところに取り組んでいく必要があるのかというところにつきまして、7月の広報ながすを使いまして、今現在6月19日で新しい生活様式も若干見直しがかかっております。接触者確認アプリが6月19日から運用開始になっていますので、そういったアプリを使いましょうとか、クーラーの設定温度、熱中症を防止するためにというようなクーラーの設定温度の記載等も変更があっております。そういった最新の情報をですね、7月の広報ながすに記載して周知してまいりたいと思いますし、必要に応じて、町のほうからも指導といいますか、説明に伺う機会も設けたいと思っております。  以上です。 199 ◯前田美和子議員 第2波に備えてですね、今度は突然でございましたのでいろいろありましたけども、第2波に備えてぜひよろしくお願いしたいと思います。  今回も介護予防拠点施設の活動の中、やっぱり利用者の皆さんの気力とか体力とか、そういうのが落ちるのが心配されました。体操などを待ち望む声もたくさんありまして、こういうことが健康時の皆さんの支えになっていたんだなということを改めて感じたところであります。  6月から介護予防拠点施設も活動を再開しましたけども、荒尾市では再開前にそれぞれの代表を集めまして、感染防止の説明をした、指導をしたということですが、本町は、この再開に当たり、どのような対策を行っていたのか。また、公民館の広さの確認、その使用人数制限、消毒すべきところはどういうところであったか、そういうある程度の基準が必要であったのかと思いますけども、いかがでしょうか。 200 ◯福祉保健介護課長(宮本孝規君) お答えいたします。  荒尾市において、介護予防等の活動において指導者を集めて説明があったということでございます。町のほうの取組につきましても、6月から本格的に開始に向け、再開に向けて説明をさせていただきました。代表者の方を集めてということに関しましては、外出自粛中ということと、集めることによる密を避けるということで、電話連絡等で対応させていただいたところでございます。その際に、しっかりこういったところの感染の予防に努めていただきたい事項等については、その電話の中で説明をさせていただいております。  それと、消毒すべきところの指導等、そういった部分をきちっと伝える、基準を設けて伝えるべきというような御質問でございますが、5月の広報ながすのほうに、消毒の仕方といいますか、こういったのを使って、活用して、消毒をこういうところをしましょうと。例えば、共有部分でありますトイレのドアノブとか、使った机、椅子等については消毒をしていただくとか、そういった注意についても広報ながす等で周知をしております。  活動再開に当たりまして、町のほうが、そういう活動、事業に出向きますので、そういった際にまた改めて、そういった注意すべき部分等につきましては周知しながら対応させていただきたいと思います。  以上でございます。 201 ◯前田美和子議員 今後もそういう形でよろしくお願いいたします。  先ほど課長のほうから、5月の広報ながすで、そういう新型コロナウイルスから身を守る特集などがあったということで教えていただきましたけれども、新しい生活様式では、自粛の中では、一応、家で動画活用とか体操したりとか、そういうふうなのがあってましたけども、なかなか突然の自粛の中で、利用者の方々にその間で、今後も起こり得ることですから、その間で脳トレとか体操とかそういうふうなことを、こういうのを行って欲しいとか、そういうふうな何かその間でできるようなこと、そういうのを、集めることができませんので、ポストインするとか回覧で回すとか、そういう何かいろんな方法で、そういう間の取組かなんかを行っていただければと思いますけど、どうでしょう。 202 ◯福祉保健介護課長(宮本孝規君) お答えいたします。  活動の自粛中における運動機能の低下を防止するために、自宅でも簡単にできる健康法について広報ながすの5月号に掲載をしているところでございます。これにつきましては、新型コロナウイルスがどういうものかという部分と、しっかり健康のためにこういう運動をして活力低下を防ぎましょうとか、あと、口腔、栄養、そういった健康に関わる部分の注意点を記載して特集を組ませていただきました。  なかなか活動を皆様が控えていく中で、町としましても県が作成しましたリーフレット等を緊急事態宣言期間中に全戸配布をさせていただいたり、そういった対応させていただいております。ですから、今後もですね、必要に応じて、そういったリーフレット、チラシ等を作成して、町民の方に周知してまいりたいと思います。  以上です。 203 ◯前田美和子議員 間を置かずにそういうのができていければと思います。  それでは引き続きまして、2番、ICTを活用した取組についてに移らせていただきます。  6月に予定されていた集団健診が中止となり、病院での健診も自粛となり、町民の皆様の健康がとても危惧されたところでございました。最近になって7月より個別健診も始まりましたが、感染をおそれ病院を受診しないケースもあり、軽症のうちに受診し重症化を防ぐという町の方針もなかなか難しい状態でありました。病院に行けば2時間待ちという病院も四、五名であるというような、そういう病院の状態でもありました。  今回12月にがん検診が計画されております。昨年は2,000人近く集団健診を受けられたということですけども、今、12月にがん検診を予定されておりますが、どのような形で実施されていくのかをお尋ねします。 204 ◯福祉保健介護課長(宮本孝規君) お答えいたします。  6月に予定しておりました集団健診につきましては、新型コロナウイルスの影響で延期といいますか中止といいますか、実際、6月のほうは実施ができておりません。7月の個別健診のほうで受診を今お願いをしているところと、もう一つ、がん検診につきましては、当初、12月の予定は1日だけの期間でございましたが、今、その調整を行っているところでございます。1日では検診の対応ができませんので、今、日数を増やすということと、もう一つ、やはりその検診の中で密になる空間をつくらない、状況をつくらない。それと、公民館を活用してということになりますので、できるだけ空いたスペースを活用して待機時間の中で密をつくらない対応するというような、今、検討をしながら、がん検診の対応を進めているところでございます。  今回、前田議員の質問がICTに関連しますので、今後、町がすこやか館で行う事業等も含めて、感染症のリスクを避けるという意味でも、オンラインとか、ICTを活用した部分を見据えてというところを検討するという位置づけだと思います。ですから、こういった健診等はなかなか難しいかと思いますが、少なからず、こういった新しい生活様式も含めて、ICT化も含めて、検討できる部分は検討させていただきながら対応させていただきたいと思います。  以上です。 205 ◯前田美和子議員 新型コロナウイルスの助成金などがあると思いますので、ぜひ前向きに検討してほしいと思います。  次に、はぐくみ館の相談は、プライバシー保護の面からどうしても密室になりやすいため、感染防止の観点からも対面での相談が難しくなります。しかしながら、外出自粛の状況では、表面に現われにくいDVとか、家族がずっと一緒なので家族間の問題とかが本当増加しているのではないかと懸念されております。顔の見える関係が信頼を生むのではないかと思いますので、やはり、はぐくみ館の相談におきましてもリモートなどの検討が必要になってくるのではないか、そしてリモートをすることで、また相談の内容が広がっていくのではないかと考えますけど、いかがでしょうか。 206 ◯子育て支援課長(山本明子君) 新型コロナウイルスで外出自粛中の期間におきましても、はぐくみ館においては、子どもの発達や子育ての相談など多数案件が寄せられたところでございます。議員御提案のリモートでの相談、ICTを活用した相談業務というものにつきましては、感染症の拡大防止に配慮した相談体制の構築や強化を図っていく上で有効な取組であると認識しております。今後、検討していきたいと思っております。 207 ◯前田美和子議員 ぜひ御検討いただいて、また、相談窓口を広げていただきたいと思います。  さてテレワークは、人口密度を避け、自宅または離れたオフィスで業務ができますので、感染拡大の予防と生産性の向上にとても有効だと思います。本町でも、5月にテレワークを行いましたが、どれぐらい行われたのか。期間ですね。そして効果、それを行った課題とか、基準とかはどういうものであったか、また、今後の導入についてはどのようにお考えになっているのでしょうか、お尋ねします。 208 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  国、県から国内事業所に対しまして、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のために、人と人との接触を7割低減するための取組を行うよう、要請が国内の事業所にはあっております。地方自治体につきましては、インフラ産業と同様に業務の継続を要する事業ということで、その対象からは外れている状態でありましたけれども、県等におきましても取組が行われ、市町村に対しても要請がありましたことから、町としてできる限りの取組を行いたいということで、在宅勤務であったり分散勤務、また年次有給休暇の取得の推進等を組み合わせまして、人と人との接触の低減という形で取り組んだところでございます。  時期的には4月の22日から5月1日を集中的に行いまして、その後は大型連休のほうに入ってきておりますので、大型連休明けまではそういう形になっております。約3割の削減、接触の低減ができたと認識しております。  テレワークであったり、在宅勤務の実施につきましては、町の業務につきましては各種情報のセキュリティーの問題であったり、在宅勤務にて行うことができる業務の内容の精査、どこまで何ができるか、また住民サービスのレベルを落とさずに維持しながら、職員をできるだけ削減できるかといった様々な問題がありますので、この点についても引き続き検討が必要であると考えております。 209 ◯前田美和子議員 まず1番は住民サービスということでもありますでしょうから、また、今後もよろしくお願いいたします。  外出自粛の中におきまして、様々な会議、会合、研修が中止となりました。今後の感染予防をはじめ、移動時間の短縮、コストの削減、ペーパーレス化や働き方改革などの面から見ても、テレビ会議やオンライン会議などを行うことができる、今後システムづくりが必要と考えますけど、その点はいかがお考えになりますでしょうか。 210 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  議員御案内のように、新型コロナウイルス感染症によりまして、様々な会議であったり会合、また研修会等が中止または延期されたところでございます。こうした状況の中で、感染拡大防止のために新しい生活様式が提言されまして、それらの実践例に基づきまして、各課においてオンラインによるテレビ会議への対応であったり、研修等につきましてはeラーニングでの研修というのが増えてきております。本町におきましても、テレビ会議等によりできる限り参加するということで環境整備を進めておりまして、一部につきましてはテレビ会議への参加というのができているものもあります。今後は、さらにオンラインによるテレビ会議での対応、開催というものは増えてくるものと思っておりますので、今後も、様々な形で行われる会議に対応できるように、環境の整備のほうを進めていきたいと考えております。 211 ◯前田美和子議員 ぜひ、今後も進めていただきたいと思います。  今まさに始まっているウイズコロナの新たな日常は、デジタル化の推進なくては実現しないものだと思います。今は福祉、教育、子育て、農林水産とそれぞれに行われているのだと思いますけれども、やはり効果的に統合的にデジタル化を進めていくためには、やはり専門的な行政組織が必要なのではないでしょうか。そういう組織なくしてはなかなか長洲町のICT化は進んでいかないように思います。このような専門的組織づくりについて、町長はどのようにお考えになりますか、お尋ねします。 212 ◯町 長(中逸博光君) 新型コロナウイルスの感染拡大により私たちの生活が一変したのは事実であります。そういう中で、新しい生活様式を取り入れ、感染予防を推進していく、そのための一つの手段として我々に言われているのが、ICTの取組を推進しなさいということであります。議員申されたように、まだまだそういった、我々にはICTを推進する組織もまだできておりません。今後とも、このような総合的なICTの施策を推進する組織、これを新年度からでもつくり上げていきたいと思っており、こういうことが進むことによって、リモート化、あるいはインターネットによるテレビ会議等もさらに進んでくるんじゃないかと考えております。そういう意味で、来年度からでもそういった新しい組織をつくり上げていきたいと考えております。 213 ◯前田美和子議員 ぜひ進めていただいて、長洲町がICTの町長洲と言われるような形にしていただければと期待しております。  さて続きまして、学校のICTについてお尋ねします。コロナ禍において子どもたちを取り巻く環境は様々であり、学力面などにおいても、地域、学校間の格差を生むことがとても明確になったと思います。新型コロナウイルス感染症対策の中でオンライン授業は必須であり、早急な環境づくりが必要です。GIGAスクール構想において、先ほど教育長の答弁もございましたけれども、パソコンを1人1台配置することになっていますが、先生たちはパソコンを活用した授業に慣れていらっしゃらなく、あまり経験されてない方も多いので、すぐに活用していくことはとても難しい状態ではないでしょうか。  熊本市では、休校中、小学3年生から中学生、3年前から導入を進めている、iPadを持ち帰り、自宅でオンライン授業を行いました。その際、ステップワンから、ステップワンは連絡事項をするだけとか、5まで行くとプレゼンテーションを子どもたちがするというところまで進めてきました。なかなかステップ5までは行かないということで、中学生はステップ5まで行くのが三、四割と、ちょっと課題もあったと聞いております。  熊本市では、iPad導入のときから教職員のサポート体制を整えており、ICT支援員が学校を巡回し、教職員が気軽に相談できる環境を整えてきました。本町においても、効率的に活用できるノウハウを持つICT支援員を置き、まずはこの環境を整えていくことが必要なのかと思います。また同時に、セキュリティ対策、トラブル対応などノウハウを蓄積することも必要です。先生方に使い方などの研修を開催し、そしてスキルアップを図るためにもICT支援員の必要性を感じますけども、どのようにお考えになりますでしょうか。 214 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  議員がおっしゃいましたとおり、国のほうがGIGAスクール構想という名称で児童生徒一人に1台の端末、それと学校の無線LANの整備の補助金を示しております。今回、新型コロナウイルスの影響によりまして、この補助金の前倒しの整備というのが決定しているところでございます。先ほども、御提案でございましたとおり、学校現場の先生方、こういったICTの機器について詳しい方、そうでない方はたくさんいらっしゃいます。そういったところで先ほど議員がおっしゃいましたICT支援員、そういった操作、または授業で活用する効果的な方法であったり、そういったICT支援員の配置というのは当然必要というふうに考えております。今後、導入する機種であったり内容、中身、OSであったり、あるいは導入の時期、またそういったICT支援員の配置について、現在、関係課と協議をしているところでございます。  以上でございます。 215 ◯前田美和子議員 ぜひ、ICT支援員の方を導入いただいて、先生たちの負担の軽減にもつながればと思っております。また今後、本町がタブレットを導入した際、新型コロナウイルスが発生した場合は休校となり、そのタブレットを自宅に持ち帰るときがあると思いますけども、セキュリティ対策がこのときは必要ですけど、子どもがアクセスしたサイトの情報が把握できるなどのセキュリティの管理体制はもちろん必要とは思いますが、この体制を整えた上、ネット回線がない方がクラスに何名かはいらっしゃると思うんですけども、そのようなときはどのように対処されていくのか、ちょっとお尋ねしてよろしいでしょうか。 216 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  今回の新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、学校のほうも約2か月間、4月、5月と休校ということになりました。その間、家庭での学習、また家庭での生活ということで、児童生徒は対応してまいりましたけども、現在、一人1台のタブレットというのがまだ整備をされておりません。当然、議員がおっしゃるように、家庭での学習で活用する方法というのも、当然、今後検討をしてまいりますし、また家庭にそういった通信機器がどれぐらい整備されているのかということでアンケートの調査のほうをしております。まだ、100%ではございません。そういったところで、今後、どのようにしてその整備を図っていくのかということも、当然、タブレットの端末の整備と併せて、協議・検討してまいりたいと思っております。  以上ございます。 217 ◯前田美和子議員 子どもたちにも、いずれにしても平等な教育が受けられる形で、よろしくお願いいたします。  新型コロナウイルス感染症対策のためには、自分を感染から守るだけではなく、感染拡大を防ぐ必要があります。新しい生活様式の中で生活することで、自分自身をはじめ、大事な家族や友人、隣人の命を守ることにつながります。町が先ほど様々な取組を行っていただくことを聞きまして、そしてまた、町民の一人一人がそれを自覚し、新型コロナウイルスに負けない長洲町になることを期待して、私の一般質問を終わります。  ありがとうございました。 218 ◯徳永範昭議長 ここで、しばらく休憩します。                休憩(午後 2時29分)                再開(午後 2時44分) 219 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 中川雅明議員 220 ◯徳永範昭議長 2番、中川雅明議員の登壇を許します。                 (中川雅明議員登壇) 221 ◯中川雅明議員 地区の活動、元気あっぷ体操の尻文字体操で、「こら、コロナ去れ」と尻文字体操をしている、2番議員、中川雅明です。通告に従いまして質問をさせていただきます。  1.道路整備事業について。  長洲町国土強靱化地域計画が令和2年に策定されました。推進方針に基づく主な取組として具体的な取組内容、事業箇所が列記してあります。その中で、道路及び橋梁の計画的な整備を実施するとありまして、1、都市計画道路整備事業1路線、2、幹線道路整備事業3路線、3、一般町道整備事業9路線、4、定住促進道路整備事業1路線と記載されております。重要な道路整備事業と位置づけられております。  そこで、上記事業の遂行に向けての町の取組について伺います。 222 ◯町 長(中逸博光君) 中川議員の御質問についてお答えいたします。  平成25年12月、強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法が公布・施行され、基本法に基づき国土の強靱化に関して、関係する各種国の計画等の指針となる国土強靱化基本計画が平成26年6月に策定されました。長洲町においても、令和2年5月に長洲町国土強靱化地域計画を策定し、熊本地震や台風等による風水害の大災害がどこで発生してもおかしくないとの認識の下、国の国土強靱化に関する動向を踏まえ、その被害を最小限に抑え、災害発生時における道路交通の機能を確保するため、長洲町国土強靱化地域計画に記載されている路線を重要な道路整備事業と位置づけ、道路の計画的な整備及び維持管理、更新に取り組むとともに、橋梁等の長寿命化、計画的な維持管理及び更新を計画的に進めてまいりたいと考えているところでございます。 223 ◯中川雅明議員 この中に一般町道整備事業とあります。私ごとになりますが、議員活動が浅いこともあり、初めて目にする路線名もあります。この9か所の路線、町、町民全体としての使用される頻度は少ないと思われます。しかし、近隣に暮らす住民にとっては、日常の生活に不便を感じている箇所でもあります。当然、道路改良を願っております。  この中で、既に工事が着手されている箇所も聞いております。9か所上げてあります。現在の進捗状況を伺います。 224 ◯建設課長(城戸主税君) お答えいたします。  こちらの路線につきましては、一般町道9路線が記載されておりますが、こちらの道路につきましても重要な道路整備事業というふうに位置づけておりまして、令和元年度までに、いずれの路線も事業着手、事業継続しており、今後も計画的な道路整備を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 225 ◯中川雅明議員 災害に強く安全安心に生活できる地域づくりとして、円滑な避難のための道路整備等、計画推進のため必要な取組の項目、6項目にわたり一般町道整備事業として、この9か所が上げてあります。この冒頭の説明の結びに、計画的な整備を実施すると書かれています。私はこの項目を見たとき、さすがと思いました。  そこで、確認させていただきます。令和2年度から令和6年度までの計画、この間に9か所の道路整備事業は竣工できますか、伺います。 226 ◯建設課長(城戸主税君) お答えいたします。  こちらの9か所の道路改良等でございますけども、道路整備につきましては、危険性であったり、事業規模、交通量、事業継続性、通学路など様々な観点から総合的に勘案して、補助金なども活用して、限られた予算の範囲で整備を進めているところでございまして、この9路線につきましては、いずれも今、事業着手、事業継続しております。令和2年度から令和6年度までの計画期間というところになりますが、その期間内に計画等の道路の年次計画であったり目標というところはございますが、こちらの進捗につきましては様々な要素で変更する点がございますので、はっきりした事業完了年度等まではちょっとお答えできない状況でございます。  以上です。 227 ◯中川雅明議員 できるとのお答えがあれば、ここでこの件の質問は終わりました。いや、終わりでした。しかし、まだ、質問を続けたほうがよさそうなので進めます。  よく執行部の方は、ある箇所の改良案を尋ねますと、交通量が多い、今言われましたけども、利便性が向上する路線や危険性が高いと判断する路線など、優先度の高い路線から随時整備を進めている状況と説明され、優先順位等を考慮し検討するとお答えがあります。この優先順位が存在するならば、9か所の道路改良はどうなっているのか伺います。 228 ◯建設課長(城戸主税君) お答えいたします。  先ほど申し上げましたけども、道路整備につきまして今、様々な項目で総合的に勘案しておりまして、優先度というものを持っております。この事業の優先度で申し上げますと、御質問の9路線でございますけども、いずれも上位の優先度というところで、計画的な道路整備を進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。  以上です。 229 ◯中川雅明議員 9か所、1、2、3、4、5とか、そういう順番はないわけですね。  私は長洲町の町民です。また清里地区の住民でもあります。当然、清里地区と関わりのある町道整備事業が気にかかります。2か所あります。  まず浜浦・土井辻線について伺います。平成31年、この区間の中で北側の出入口の急勾配改良の件でお尋ねしたき、適正な勾配にするために広範囲な改良が必要、また、この路線での箇所は工事完了ということで、すぐには適正勾配には改良は無理という回答でした。この路線、当初の計画に対しての遂行率は約50%程度とお聞きしておりますが、間違いございませんでしょうか。 230 ◯建設課長(城戸主税君) お答えいたします。
     浜浦・土井辻線につきましては、総延長約320メートルのうち約155メートルが完了しておりまして、残りの約165メートル、こちらが未改良ということでございます。  以上です。 231 ◯中川雅明議員 その後、この区間については、何か進展があったのか伺います。 232 ◯建設課長(城戸主税君) お答えいたします。  こちらの道路改良というところで申し上げますとその後の進展はございませんが、急勾配の解消につきましてはすぐに対応することが難しいということで、県道前の停止線や外側線を引いて車の通行を誘導して安全に県道に出られるようにということで、昨年度対応させていただいております。  以上です。 233 ◯中川雅明議員 その後の残工事の遂行については、何も取り組んでないということですね。  今回、再度お尋ねした理由。現状では駅通区は人口が増え続けております。そのほとんどが、この浜浦・土井辻線沿いに位置しておりまして、それに伴い車両も同様に増えております。この車両の出入口は、ほとんどが先ほど述べました急勾配の箇所となります。前回の質問の回答で、応急な対応として先ほども課長から言われましたように、出入口に停止線を引かれました。しかし出入口付近では、左側の視界が悪く、現在カーブミラーの設置を申請しております。しかしながら、これはあくまでも応急処置です。  大東建託が18棟、一戸建て住宅11軒、7軒入居、1軒が売約済みです。これからまだまだ増えそうです。この区間の路線計画の中において、東側で残工事があります。そこは用地買収等で難航しているとお聞きしております。計画時点から、今は周辺の環境も変わっております。路線の変更が可能な箇所があります。検討されたのか、お伺いいたします。 234 ◯建設課長(城戸主税君) お答えいたします。  路線の変更につきましては、現在のところ現行の計画に沿って進めてまいりたいというふうに考えておりまして、検討のほうは行っておりません。 235 ◯中川雅明議員 例えば、用地買収等で難航しているということであれば、長洲タクシーの西側、いわゆる事務所の西側は家が解かれました。空き地になっております。その今ある道は軽自動車がいっぱいいっぱい、通るか通らないかぐらいなんですけども、そこも改良価値はあると思います。それと、また大東建託の東側駐車場、これから長洲駅方面への改良、これも農地だけでして、今までの計画よりも距離が短縮されて利用価値も上がると思うんですけれども、どうでしょうか。 236 ◯建設課長(城戸主税君) お答えいたします。  御提案いただきました2か所のいずれにつきましても、用地であったり建物の補償など、地域の方々の御理解と御協力が必要不可欠なところがございます。路線の変更にはかなりの検討が必要というふうに考えております。地元のほうから、地域から、路線変更等の要望がありましたら、検討したいというふうには思っております。  以上でございます。 237 ◯中川雅明議員 路線変更も含めて、早期に検討していただきたいと思います。  次に、同じ清里地区であります土井辻線についてお伺いいたします。この区間は浜浦踏切から平川燃料まででよろしいんですかね。この区間は過去に道路改良整備工事が行われまして、浜浦踏切付近の改良及びグリーンベルトの塗布工事、消防格納庫前交差点の安全対策の白線設置工事等が行われました。しかし、まだ十分とは言えません。  時間帯によって通勤者も多く、消防格納庫近くの交差点はよく混雑します。危険箇所でもあります。また、通学路でもあるため、特に小学生への通行には注意が必要です。小学校の登校日、この路線は4班20数名が通学路として登校しております。主に、私もですけど、建浜区長と3人で見守っております。平川燃料交差点から消防格納庫、その200メートルほど、主要地方道荒尾・長洲線を平川燃料信号から右左折するとき、左折する車あたりを登校する生徒は確認できません。しかも右カーブになっており、急いでスピードを出している車があると、見守っている私、区長、生徒はどうなるのかなと。大惨事の可能性がありはしないかと。私自身も、何度も子どもらを先頭に見守っているとき恐怖を感じました。  今回、この区間に調査費用がついたと聞いております。これはどのような内容なのかお伺いいたします。 238 ◯建設課長(城戸主税君) 調査費についての御質問かと思いますが、町道土井辻線、この区間につきましては、朝夕の通勤時は特に車の通行量も多く、危険な箇所ということで認識しております。今年度の事業で歩道設置測量設計委託を行いまして、その中で歩道設置を含めた検討を考えておりまして、できるだけ早い道路整備ができるように努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 239 ◯中川雅明議員 朝の見守り隊に参加される全ての方が、歩道の設置を口にされます。早期に歩道設置計画に着手されまして、竣工に向けての取組を期待しております。  よろしいでしょうか町長。 240 ◯町 長(中逸博光君) 今、中川議員の御提案があったように、歩道の設置は必要であると感じております。それで、清里小学校に向かう左側にしようか右側にしようかをこの前検討して、やはり消防団の詰所を解体して、左側に造っていったほうがいいだろうということで一応内々で意見を一致したところでございます。早急に整備してまいりたいと考えております。 241 ◯中川雅明議員 前向きな回答を頂きました。安心安全に子どもたちに通学していただくために、通学路の変更、消防小屋交差点から、ちょっとあの辺に詳しくないといけませんけども、寺本商店というのがございますけども、それを、北側のほうに、ちょっと子どもたちには通学路が長くなりますけど、校長先生にお伝えしております。教育委員会からも御指導をお願いしたいと思います。  最後に、9か所の路線整備事業、概算の積算価格はありますか、これだけお聞きします。 242 ◯建設課長(城戸主税君) 概算の金額等を持っているのかということでよろしかったでしょうか。  この9路線につきましては、先ほどの繰り返しになりますけども、町道整備につきましては、優先度の高い路線から随時進めている状況でありまして、年次計画や目標年次等はございますが、用地等の問題や財政面での問題など不確定なものも数多くございますので、はっきりした完成予定時期等は持っておりません。積算等につきましては、大体のメートル数でメートル単価等を換算したところでの工事金額程度は持っております。  以上でございます。 243 ◯中川雅明議員 この質問については終わります。  それでは、話ががらりと変わりますが、2.交通安全行政についてです。  二人乗りのタンデム自転車が、障がい団体等の要望によりまして、県警が道路交通規則を改正し、昨年から公道を走行できるようになりました。これにより、視覚障がい者や観光への活用が期待でき、健康寿命延命も期待できます。と思われます。  他の自治体、団体等は導入計画もあるようですが、町の取組について伺います。 244 ◯町 長(中逸博光君) 中川議員の御質問にお答えいたします。  議員のおっしゃるとおり、二人乗りのタンデム自転車の公道における走行に関しましては、熊本県でも熊本県道路交通規則の一部改正が行われており、現在、公道での走行が認められているところでございます。  タンデム自転車は、視覚障がい者の利用における福祉的側面や観光促進の側面、また、健康促進の側面などが効果として期待されるところですが、交通ルールが普通自転車と異なる点もあり、また、一定の運転技術を必要とするため、乗車には細心の注意を必要とします。したがって、公共施設内への導入に関しましては、安全面からの検討が必要であると考えているところでございます。 245 ◯中川雅明議員 数年前なんですが、新聞記事にこのタンデム自転車が載っておりました。たしか2年ほど前です。私が議員になりたての頃です。タンデム自転車についての記事ですが、そのとき過去の記憶がよみがえり、私自身がちょっとわくわくした思いがありました。それは、過去で、御夫婦で新婚旅行として、このタンデム自転車で世界一周をしたというのを私は記憶しておりまして、このとおりわくわくしたわけです。  そして2020年、東京オリンピックの開催。しかし、今年の初め新型コロナウイルス感染の拡大が始まりまして、日本及び世界中がこの恐怖に今現在もさらされております。この影響で、東京オリンピック開催は延期になりました。開催自体も危うい状況にありますが、現在の予定では開幕まであと396日、パラリンピックまで428日です。このまま終息に向かっていけば、東京オリンピックの開催が現実のものになると思われます。当然、開催となれば国民のスポーツ熱は広く行き渡るでしょう。  しかし、二人の脚力で走行できるタンデム自転車は、当時、2年前は、九州で公道をタンデム自転車で走行できるのは佐賀県、大分県、宮崎県、鹿児島県でした。今回、令和元年11月の規則改正に伴いまして、熊本県でも公道を走行できるようになりました。全国でもこの傾向は広がっております。九州、全国各地へ、タンデム自転車で走行できる日が近くに来ると思われます。  営業用の公道を走行できるものとして、3人乗車を許可する自治体もあります。構造上はサドルとペダルが人数分装備され、二人以上での走行が可能な自転車です。しかし、走行できる道路事情等を考慮して、今回は、二人乗りのタンデム自転車が県内走行可で規則改正なされました。  ここでタンデム自転車の簡単な説明をさせていただきますと、先ほど述べました複数のサドル、今回は2です。ペダルも2で、乗れる人は二人です。利点としては二人でこぐことにより、出力が2倍になる。空気抵抗はあまり増えないので高速走行が可能。後部に乗車する人は、視聴覚障がい者でも体験可能ということです。欠点は、丈夫な構造なために車両の重量が重い、少し長いので、小回りが苦手。最前部に乗る人は、キャプテンとかパイロットとか呼ばれます。後部に乗車する人はストーカーとかコパイロットと呼ばれるそうです。このパイロット、前に乗る人は技量が求められるということです。  昨年11月に公道走行の規則が改正になりました。今現在、長洲町の公道をタンデム自転車が走行したところは見たことも聞いたこともありません。私ごとになりますが、タンデム自転車の購入を考えております。インターネット及び新聞掲載の販売店に問い合わせ、購入を考えました。しかし、よく考えてみますと、長洲町にも自転車店はあります。そして、プレミアム商品券も発行予定ですと思い、この商品券を利用して購入したいと思います。私には孫が、小学生二人、中学生一人、高校生二人、大学生一人おりまして、交互での利用を考えております。地域の高齢者にも体験していただきたいなと思っております。  そこで、購入を考えている代表者として質問です。試運転等安全性を確認した上での今回の規則改正、県公安委員会等関連機関から何らかの通達はあったのでしょうか、お聞きいたします。 246 ◯総務課長濱村満成君) 今回の改正につきましては、県公安委員会の道路交通規則の改正であります。町への個別の通知というものではありませんが、県の規則改正ですので、県民の皆様への周知も含めまして、県広報に令和元年11月に掲載されているところでございます。 247 ◯中川雅明議員 このタンデム自転車は軽車両扱いでありまして、普通自転車ではないわけですね。自転車専用道路、自転車走行可歩道は走行不可で、公道のみとなります。これは間違いございませんか。 248 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  自転車専用道路であったり、自転車歩行者専用道路、こちらについては通行ができます。ただ、歩道という扱いの中で自転車可という歩道もあります。そちらについては通行ができません。また、車道につきましては、今回の改正によりまして通行が可能となっております。 249 ◯中川雅明議員 自転車の二人乗りは、16歳以上の人が6歳未満の子どもを背中におんぶするとか、幼児用の補助席を固定していればオーケーなんですが、タンデム自転車は、前に乗る人は16歳以上、後ろに乗る人は6歳以上ではないんでしょうか。ちょっとこれが分かりませんので教えてください。 250 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  議員から御説明ありましたように、一人用の普通自転車につきましては、運転者以外の者を乗せる場合、乗車させる場合は年齢の制限等がありますけれども、今回のタンデム自転車につきましては、運転者が運転者以外の一人をタンデム車、二人乗り用のものの運転者以外の者の用に供する乗車装置に乗車させる場合という形で、規則のほうが改正されておりますけども、これにつきましては年齢制限というものは設けられておりません。自治体、県によりましては、年齢制限を設けて許可をしている、通行の許可を改正したところもありますけれども、熊本県におけるタンデム自転車につきましては年齢制限がないという規則になっております。また、これにつきましては、一応警察のほうにも確認を行いました。 251 ◯中川雅明議員 では、前も後ろも小中学生は乗れますか。教育委員会に聞いたほうがいいのかな。 252 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほど総務課長の答弁ありました。年齢制限はないということですので、一般的には乗れるということでございますが、現在、通学で使用する自転車につきましては一人乗りを想定をしております。その中で、例えば小学1~2年生は、家の庭や公園でしか乗れない。また小学3年生は、学校の交通安全教室を終えた後、小学校区内でしか乗れない。小学4年生以上ですと、保護者の判断と責任の下、町内の公共施設等まで乗れるいった取決めというものを設定しております。あくまでも一人乗りの自転車というものを想定しているところでございます。  以上でございます。 253 ◯中川雅明議員 二人乗りはないんですかね。ない。後ろには乗れる、乗れない。後ろには乗れないんですか。 254 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  基本的に二人乗りは禁止ということにしております。一人乗りの自転車での二人乗りは禁止ということになります。 255 ◯中川雅明議員 本当に乗れないんですか。 256 ◯学校教育課長(松林智之君) すみません、私が先ほど答弁しましたのは、一人乗りの自転車であると二人乗りは禁止。ただタンデム自転車であると、先ほど年齢制限はなしということですので乗ることは可能ということでございますが、通学用ですと一人乗りでしか通学できないと。観光面ですと、それは可能です。年齢制限がないということで、それは可能かと思います。  以上でございます。 257 ◯中川雅明議員 観光ですと乗れるということでよろしいですね。小中学生。 258 ◯教育長(戸越政幸君) タンデム自転車ですけども、議員がおっしゃられているのは、対象的には大人を対象としたつくりのやつだろうというふうに想定します。だからそれに対して後ろには、例えばサドルに腰かけて、例えば足が届くとか地面に、そういう安全性の規定があるかなというふうに思います。子ども用のタンデム自転車はまだ作られてないでしょう、こちらのほうでは。メーカーでは。恐らく、後ろでもペダルをこいでいくわけですよね。だから、子どもがまたがってペダルがこげるかどうかという基準があるかというふうに思います。そういう中では、やはり子どもが後ろに乗車して安全かどうかと、そういう車体なのかどうかということが一つ基準になるかなというふうに思います。  私の認識の中では、子ども用のタンデム自転車をちょっと見たことがないので、こういう答えしかできませんけど。 259 ◯中川雅明議員 購入して、もし小学生、中学生、足が届けば乗っていい、年齢制限はないと言われましたよね。こちらは乗れない。 260 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  こちらで御説明いたしたのは、法的には年齢制限ありませんので可能であります。ただ乗車されるものにつきましては、先ほど議員から御案内ありましたように、結構スピードが出るとか、いろいろ様々なものがありますので、そちらについても安全性といいますか、安全に運転できるようであればという条件がつくんじゃないかと思っております。 261 ◯中川雅明議員 安全が確認されて、前に乗る保護者なりなんかが注意をしていれば乗れる可能性……。注意して乗るということでよろしいでしょうか。  ヘルメットの着用は規定がないんですけども、これは町の考えとしては何かございますか。 262 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  自転車に関するヘルメットの着用につきましては、道路交通法におきまして、児童または幼児を保護する責任のある者は、児童または幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童または幼児に乗車用のヘルメットをかぶらせるように努めなければならないといった努力義務は設けられているところであります。これらを踏まえますと、町としましても万が一の事故というものを想定すれば、頭部を保護するヘルメットというのは有効なものでありますので、各校の交通教室等では、そちらのほうの啓発といいますか推奨のほうを行っていきたいと考えております。 263 ◯中川雅明議員 できるだけヘルメットを着用して、乗車したいと思います。  視覚障がい者や観光客に、菊池川沿いの豊かな自然を楽しんでもらう計画で、菊池川流域の恵み体験協議会は、本年度中にタンデム自転車を導入予定だそうです。甲佐町のグラウンドゴルフ場ではタンデム自転車をレンタルしております。金魚の館等、レンタルとして導入され、低料金で、町民及び長洲町を訪れた観光客に御利用していただくというのはどうでしょうかね。もちろん、実施までの課題はございます。しかし、観光、福祉、経済、話題性等を考慮すると、夢が膨らむと思うんですけども、検討されてはいかがとは思いますがどうでしょうか。 264 ◯町 長(中逸博光君) 中川議員の、本当に御提案いただいて、タンデム自転車に乗って金魚の館から荒尾干潟水鳥・湿地センターまで夕日が見える遊歩道を自転車で散策する、非常にいい今後の長洲町の目指すべき姿じゃないかなと思っております。今後とも、タンデム自転車の導入につきましては、検討してまいりたいと考えております。 265 ◯中川雅明議員 ありがとうございます。  それでは、最後に、プレミアム商品券の発売はいつでしょうか。 266 ◯まちづくり課長(田成修一君) 新型コロナウイルス等の影響もございまして例年7月の1日ということでございましたが、商工会のほうと協議をさせていただく中で8月からということで、販売を開始したいというふうに伺っております。 267 ◯中川雅明議員 早速タンデム自転車を注文し、体験し、その結果を次に皆さんに報告できればと思います。  以上終わります。 268 ◯徳永範昭議長 ここでしばらく休憩します。                休憩(午後 3時28分)                再開(午後 3時39分) 269 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 福本みや子議員 270 ◯徳永範昭議長 3番、福本みや子議員の登壇を許します。                 (福本みや子議員登壇) 271 ◯福本みや子議員 3番議員の福本みや子です。議長の許可を頂きましたので、通告に従い質問させていただきます。ふるさとを愛し、町民目線で、共にあしたの長洲を創るため27回目の質問となります。執行部の皆様、議員の皆様よろしくお願いいたします。  新型コロナウイルス感染防止を考慮しまして時間短縮で質問いたしますので、明確な御回答をよろしくお願いします。再質問になった場合は、議長、お手配の程よろしくお願いします。  まず、今般の新型コロナウイルスの感染症対策事業に対して、各種の支援制度、とりわけ全町民に向けての特別定額給付金、また理美容室への給付金、それから学生に向けての給付金、これについて大変県内でも早く支給されたこと、それが多くの町民から私のほうにも声が届いておりました。町当局の素早い対応と、夜遅くまで従事された職員の御労苦に心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。  では、質問に入ります。1.災害時の避難所の強化についてお伺いいたします。  私たちは、阪神淡路大震災、東日本大震災、そして熊本地震から、多くの体験と、それに対する備えを学びました。それから、貴重な教訓として得た知識を活かそうとしているこの流れの中で、今回の新型コロナウイルス禍により感染症対策という課題がのしかかってまいりました。議会でも、過去に何度となく防災体制の見直しや充実についての質問があり、論議されてきました。しかし、今回の新型コロナウイルスの出現で、従来の避難体制を大きく変更、修正する必要が出てきたのではないでしょうか。現在の指定避難場所では感染症対策も不足しており、早急に改良対策が必要です。さらに、避難所の設営と運営の強化が急務だと考えます。  また、その実現、実行のためには、職員や多くのマンパワー、町民の力が必要です。全行政区で防災教育や防災訓練を行うことで地域防災力の強化を図り、町挙げての防災意識を高めることが今強く求められていると考えます。本町は災害が少ないという地域に少し安心感があったりして、何かしら希薄になっている危機管理意識を高揚させるために、自助、共助、近助、公助の防災訓練体制をしっかりと早急に図るべきだと考えております。  今後、生活様式の変化に伴う災害時の避難所体制の見直しをどのように進めていくのか、次の2点について伺います。  1点目、新型コロナウイルス対策を含め感染症なども視野に入れた密にならない避難所の増設、あるいは分散避難なども予想されます。それに伴う施設の整備や備蓄品の増強、そしてそこに対応する職員の配置などの避難所設営をどのように進めていくのか。  2点目、避難所運営に職員、町民パワーを活かすために、防災教育や防災訓練体制をどのように進めていくのか。  以上2点についてお伺いいたします。 272 ◯町 長(中逸博光君) 福本議員の2点の御質問にお答えいたします。  まず1点目の新型コロナウイルス感染症の感染拡大対策下での避難所設営についての御質問ですが、避難所における感染症予防対策については、国や県、民間研究所などの機関から対応の指針やガイドライン等が出されているところで、長洲町でもそれらを参考にして対策の準備を行っているところです。
     自然災害と感染症との併発は複合災害とも言うべき状況であり、災害種別によっても対応が変化すべきものですが、基本的には、3密を避けるためのマニュアルと資機材を整備し、それに沿った運営、訓練を行う形となっております。  現在、避難所内での感染症予防のため、ソーシャルディスタンスを確保するための間仕切りパーテーションを初めとした資機材の購入を進めているほか、避難所従事者となる職員と防災担当によるパーテーションの設営など、避難所運営に関する訓練を地域福祉センターにおいて実施したところでございます。今後、同様の訓練や整備を進めていき、感染症予防のための避難所運営の体制を整えてまいりたいと考えております。  次に、2点目の御質問にお答えいたします。  昨今の大災害の経験を経て、防災においては住民自らが自身の命を守る自助、共助が大切だとの認識が広まっております。避難所運営においても、熊本地震などに見られるように、職員による運営だけではなく、ある一定期間を過ぎた後には住民自らの手による運営体制を行うことが必要となってきます。  長洲町の自主防災組織率は100%であり、全ての行政区に組織されており、また地域防災リーダーの育成のために、町が防災士資格取得のために10割の助成金を交付しているところでございます。また、自主防災組織の活動にも助成金を交付しているほか、女性消防隊による救急救命講習や出前講座などで地区の防災体制の整備を進めているところであります。災害の状況に応じて、自らの命は自らが守り、地域住民同士の助け合いが実践できるように、町民のマンパワーや専門家のアドバイスを頂きながら防災教育や避難所運営訓練を進め、地域防災力を強化してまいりたいと考えております。 273 ◯福本みや子議員 御答弁で、国や県からのガイドラインに沿って避難所運営と訓練と整備の体制を整えていくということを伺いました。  では、感染症などで密にならないようにするためには、まず避難所を増やすということが今求められていると思います。車を使ったりすることも考えられますし、高齢者などは、歩いていける避難所、公民館だったり介護予防拠点だったりという、そういうなじみのあるところも避難所として考えられるのではないでしょうか。また、学校の空き教室も、今空いておりますので考えられると思います。  このように災害の状況に応じて避難所を増やす場合の対応はどのように考えておられますか。 274 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  議員から今御紹介ありましたように、まず密にならないというところで避難所を増やすといった形でありましたけども、確かに通常想定している部分以外にも、場所的に広範囲に部屋等も必要になりますので、学校の体育館のほかに空き教室等につきましてももちろん使うことができるようになるということで考えております。また、車中泊等で一つの分散避難という形なりますけども、こちらも学校のグラウンド等を使う形になってくると思っております。  またそのほか、町の公共施設以外の施設につきまして、公民館、介護予防拠点施設につきましては町指定の避難所等ではありませんけれども、緊急時につきましては必要に応じて施設の管理者の方と協議の上、開設することが必要であるという認識は持っております。また各区の区長さんといいますか駐在員さんとの話の中でも、あちらのほうから逆に、避難所として開く必要があるかどうかということで意識のほうも持っていただいているところでございます。 275 ◯福本みや子議員 避難所が増えた場合の対応、区長さんからの助言もあるということで大変よろしいと思います。  そこで、今言われた避難所で、一番問題になるのがトイレだと思います。本町でも、避難所になっている施設には子どもや女性、高齢者、障がいのある方、そしてLGBTの面からもバリアフリーな福祉トイレが不足している現状があります。今後は、公共施設に順次整備して増設していかなくてはなりませんので、今のうちから検討課題としてぜひ付け加えていただきたいと思います。  熊本市社会福祉協議会では、一人暮らしの高齢者の自主避難先として、広いスペースがあり身近な場所であるお寺を活用する取組があるそうです。感染症に危機感を持つ高齢者を受け入れていだだくと、安心感につながるよいアイデアではないかと思います。本町でも、最近本堂を新築されたり改築されたりして、耐震構造のある、安心できるお寺さんが多くなりました。自主防災組織とお寺との協力体制につながってほしいと思いますので紹介いたします。  感染症も含めて避難所を増設した場合の避難所の備蓄品の整備状況についてお伺いします。  先ほど避難所の職員と防災担当職員で間仕切りパーテーションの設置訓練をしたということでしたが、今回新たに備蓄された資機材もいろいろあり、これらの設営訓練は必須項目だと思います。さらに、避難所のカテゴリーを分ける作業、それから会場への導入、こういう運営の訓練などはどうなっておりますか、お伺いいたします。 276 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  先ほど町長の答弁の中でもありましたけれども、感染症対策を含めた備蓄品につきましては現在進めているところもありまして、段ボールのパーテーションであったり、段ボールベッド、また屋内のテント、そのほかマスクであったり感染防護服、手袋、また非接触型の体温計等々の整備のほうを進めているところでありまして、地域福祉センターのほうにおきまして、そちらのパーテーションの設置であったり、段ボールベッドの作成、収納等の訓練などを避難所に従事する職員を中心に行ったところであります。  まずそちらを行ったところで、まだまだ不足するところもあると思いますけども、そちらにつきましても今後進めて、まず職員の研修、体験のほうを進めまして、その後、自主防災組織など住民の方が参加できるものができていければと考えているところでございます。 277 ◯福本みや子議員 訓練はすればするほどよろしいと思います。私たち女性議員3人は防災士の資格を取り、現在、ながす減災応急手当救命会、通称NDFといいますけど、この研修を重ねて活動しております。その中で避難所運営ゲーム、HUGというんですけども、この研修をしておりますが、避難所での多種多様な事例に即座に対応する訓練です。その訓練のキットが総務課に常備されております。  昨年、同僚議員がこの質問をいたしました。地域にもっと貸し出してください、職員の中で訓練をしてみてはいかがですかというふうな質問でございましたが、どうなっておりますでしょうか。訓練をそこのところはされておりますでしょうか。現状はどのようになっておりますか、お尋ねいたします。 278 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  HUGの購入、貸出しにつきましては、2019年度予算で購入いたしまして、貸出しの周知につきましてはホームページでまずしておりまして、そのほか職員が各自主防災組織の防火訓練等に参加する機会がある場合はそちらで御紹介しまして、先ほど御紹介いただきましたながす減災応急手当救命会、NDFの訓練の指導の協力も仰げますよという形で御紹介しているところでありますけれども、まだちょっと申請のほうがあってないという状況でございます。さらに周知のほうは進めていかなければいけないというところで考えております。 279 ◯福本みや子議員 地域のほうからはまだそういう申請があってないということですね。職員の中ではいかがでございましょうか。 280 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  先ほど御紹介いたしました地域福祉センターでの3密対応の訓練ということをするぐらいであって、まだHUGまでとは行っておりません。こちらについても、一つずつ職員の研修というのを行っていかなければいけないと考えております。 281 ◯福本みや子議員 そうなんです。このHUGはすればするほど役に立ちます。皆さんぜひ経験してください。お願いいたします。こういう提言をどうぞ活かしていただきたいと思います。  それでは、避難所体制を支える行政側の職員の配置やその行動マニュアルが定められているということでございましたが、特に感染症のこともありますので、健康観察を行う保健師さんは専門的なマニュアルなどがあるのでしょうか。そして、共通認識は図られておりますでしょうか。いろいろ準備されていると思いますけど、状況を御説明ください。 282 ◯福祉保健介護課長(宮本孝規君) お答えいたします。  本町の災害発生時の職員初動マニュアルというものがございます。それと避難所運営マニュアル、熊本県の災害時保健活動マニュアル、そういったものを基に、保健師が避難所開設の際は2人1組になって巡回支援を行っているところでございます。  内容につきましては、避難されている方にお声をかけ、治療薬の内服等の確認等も行いながら健康観察を行うということになります。その健康観察を行った内容を避難者健康記録に記載をいたしまして、必要に応じて血圧の測定やけがの応急対応、それと救急要請等が必要な場合はそういった対応も行います。  それと、避難者健康でどういったものを記録しているかという具体的な内容につきましては、その方の既往歴、今までにかかった病気など、それと現在病気にかかっている内容ですね、治療中の病気とかを確認させていただいております。それと内服薬の確認、内服薬をお持ちであるかどうかも含めての確認ですね。それと現在の症状、バイタルサイン、顔色、血圧、脈拍、呼吸など、そういったものを観察して記録をしているところです。  巡回支援を行って、その内容につきましては対策本部等に情報を引き継ぎます。それと次の巡回支援にしっかりその情報を引き継ぐことで、その情報を共有しながら対応しているというところが保健師の活動内容になります。  以上です。 283 ◯福本みや子議員 公衆衛生上のマニュアルに沿って準備されていることと思います。以前お尋ねしたときに、保健師さんは校区ごとに分担されているということでございましたので、こういう事態になった場合は、住民の方とフェイス・ツー・フェイスの関係ができると思いますので、ぜひこのマニュアルに基づいてしっかりと取り組んでいただくようお願いいたします。  行政としても、限られた人員での体制で非常に御苦労だと思います。福祉保健介護課が町内各地で行っている介護予防拠点活動の時間に、こういった避難ということについてもぜひお話をするように、家族で決め事をするようにとか、そういうところまでお知らせをしていただければ大変ありがたいと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、6月10日に防災無線による自主防災組織災害時初動訓練が行われました。このことを行った後での検証ですけども、どのようにしていかれますでしょうか。先ほどからの答弁で、確かに自主防災組織率は100%ですが、各区の実態を見ますとちょっと温度差があるのではないかと思います。こういう状況に対して行政として運営や支援をする立場として見えてきた地域の課題をどのように捉えられますか。 284 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  各自主防災組織とも防災に対する意識というのはお持ちになられているというところで認識しております。取組内容につきましては、消火訓練から避難訓練まで様々でありますけども、現在地区の防災計画につきましても策定のほうを昨年度ぐらいからお願いしているところもあり、多少動きのほうが出てきている状況でございます。引き続きそちらのほうの情報提供等の支援を行っていきたいと思います。  先ほど御案内ありました6月10日の訓練につきましてですけれども、自主防災組織災害時初動対応訓練という形で、県の危機管理防災課からの依頼を受けまして、町が自主防災組織へ再度実施依頼のほうを行った訓練であります。  内容といたしましては、町から防災行政無線及び防災メールにて災害情報を発信いたしまして、それを受けました各自主防災組織で連絡網を回していただきまして、組織内の初動における情報伝達の訓練を行ったというものであります。  訓練への参加につきましては、できる組織に参加をお願いするという形でしたものでありまして、3分の2以上の行政区の自主防災組織のほうに参加をしていただいたところであります。  実施の結果といいますか報告につきましては、まだ全部出そろっているところではありませんけれども、出てきた報告の内容等を見ますと、連絡網の伝達内容や、速度にばらつきがあったとか問題に対する改善点を上げられている組織もあれば、訓練の実施体制に対する提案等であったり、設備等についての提案を上げられている組織もあるようでございます。  こちらにつきましては、最終的に全部の報告がありましてから取りまとめを行いまして、検証を行い、来年度、再度この訓練であったり、各地域の防災活動であったり、町の支援の方法、整備の方法などに活かしていきたいと考えているところでございます。 285 ◯福本みや子議員 6月10日のは第1回目でしたから、今後またこれをしていかれると思いますので、検証を重ねて成果に結びつけていただきたいと思います。  近年、河川改修や排水機設備がなされ中小規模の災害が減り、いきなり経験のない大きな災害が起こっております。災害経験の少ない私たちは訓練にどのように取り組めばいいのでしょうか。経験の代わりに科学的根拠にのっとって作られた防災マップがあります。これですね。皆さんの御家庭にも1軒に1冊ちゃんとあります。この1冊の中に情報が大変たくさん、ぎゅっと詰まっております。大変よいものだと思います。科学的根拠に基づいて長洲町も作っていただいております。  では、新たに本町に転入してきた場合は、これはどこに行ったら手に入るものなんでしょうか。 286 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  総務課で配付をいたします。 287 ◯福本みや子議員 転入手続は住民環境課で行いますね。その後2階に上がって総務課のほうに行くわけでしょうか。 288 ◯総務課長濱村満成君) 失礼いたしました。総務課のほうに要望があってこられる場合は配付しますけれども、転入される方の対応といたしまして住民環境課の窓口にも設置しております。 289 ◯福本みや子議員 ありがとうございます。ぜひ住民環境課で手にしていただいて、一言お声を添えてください。どうぞ御安全にということでお願いいたします。  で、手にしたこの防災マップですけども、住民はこの見方、使い方、活かし方ということについて勉強することが大事です。防災講座として定期的に防災の出前講座をしてはいかがかと思います。隣近所、地域ごと、団体ごと、世代ごと、その地域の事情に沿って講座の内容も実践的に応用していければ、身近な日常的な情報として自助、近助、共助の重要性が理解されます。自分のそのときの判断力もつきます。心構えもつくると思います。  このようなことで、今行われている防災講座をグレードアップして、防災マップを使った出前講座にしてみてはいかがでしょうか。 290 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  現在でも、区の防災訓練の中でいろいろ要望のほうがありますけども、その中でも防災についての講話ということで、このマップを使った説明をするところもあります。職員のほうが出向いて説明をするわけですけども、こういったことをやっているというのも、ほかの自主防災組織、区等にも周知して、こういうのがありますということはお知らせしたいと思います。 291 ◯福本みや子議員 はい、ぜひよろしくお願いいたします。その際はNDFもぜひ御協力いたします。  ここまでいろいろ質問してまいりましたが、自助、近助、共助の意識を高めるのに欠かせないのがやはり人材です。地域には防災について知識のある方、関心のある方、協力的な方などいろいろおられます。そんな地域のマンパワーが必要です。  消防団とそのOB、そして女性消防隊などは防災知識を持っています。潜在的にいらっしゃる元看護師さんならば救急救命業務の実践力があります。地域婦人会は毎年防災訓練もしております。PTA保護者はAEDの講習を受けています。さらに本町には一区一職員制度があります。このような人材情報を探し出せば、地域防災の担い手、いわゆる防災ボランティアとして育成し、自主防災組織に積極的に取り入れられるのではないでしょうか。  市町村等の自治体は、自主防災組織に対して教育訓練の機会の充実や情報の提供など必要な援助を行うと、平成30年8月に総務省消防庁から示されています。ぜひ各区の自主防災組織に対して防災ボランティアとして育成し支援をしていただくならば、組織率100%の組織の質が向上されて標準化されていくんではないかと思いますが、いかがでしょうか。 292 ◯総務課長濱村満成君) お答えいたします。  職員であったり、地域の住民の方々の中で、様々な防災ボランティアとしての活躍というものが望まれるものであります。防災につきましては、議員の皆様御存じのとおり、町のほうも防災士の取得という形で補助金等を交付しまして、取得のほうを推進しているところであります。  今後とも、まず防災士の資格につきましては枠がちょっとありますので、現在希望される住民の方を優先する形で進めておりますので、職員というものはなかなかそちらのほうを受けることはできない状態でありますけれども、状況を見ながら、職員につきましては、消防団活動であったり、そのほか現在町のほうの防災計画等の周知、情報の取得等々でスキルのほうをアップさせているところでありますので、そういう情報をそういう立場で地区のほうに還元するといいますか、情報を提供するというやり方もありますので、様々な形で関わっていくようにしていきたいと考えております。 293 ◯福本みや子議員 様々な形でとおっしゃいましたが、ほんとに様々な形でどうぞ推進をお願いしたいと思います。  最後に町長にお伺いします。  感染症を含めて避難所の増設や整備に早急に取り組み、避難所の機能を強化していかねばなりません。と同時に、人的支援として防災士の職員を積極的に増やすことや、防災の担い手としての住民パワーアップを図ることなど、先ほどから質問してきたことは待ったなしの状況です。今私たちにできるのは、地道に日頃の備えとして防災教育と防災訓練を積み重ねていくことです。甚大化する自然災害やその他の急を要する災害の際も、対策本部長として陣頭指揮を取っていかれる町長のお考えをお伺いします。 294 ◯町 長(中逸博光君) 長洲町もいつ大きな災害に見舞われるかもしれません。そのためにも常日頃から様々な災害に合った訓練や災害用の備蓄を進めていかなければならないと考えております。しかし、それを進めていくためには何よりも町民の皆様の協力、理解が必要であります。議員が申されるように住民マンパワーの支援や防災士による指導等が必要であると考えております。  これからのあらゆる災害に対しまして、迅速に対応できるような町づくりを目指してまいりたいと考えております。 295 ◯福本みや子議員 災害は忘れた頃にやってくると以前は言われておりましたけど、最近は、災害は忘れる暇なくやってくると私たちは研修を受けております。全くそのとおりだと思います。NDFもしっかり応援していきますので、住民とともに、命を守る防災・減災対策を推進・強化してほしいと思います。  今回、本町の防災事業に向けて女性の視点、防災士の視点で質問いたしましたが、平時のときこそ地域のコミュニケーションの中で啓発活動が大事です。防災教育と防災訓練にともに取り組んでいきたいと思います。  これで質問を終わります。 296 ◯徳永範昭議長 ここでしばらく休憩します。                休憩(午後 4時12分)                再開(午後 4時25分) 297 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 大森秀久議員 298 ◯徳永範昭議長 4番、大森秀久議員の登壇を許します。                 (大森秀久議員登壇) 299 ◯大森秀久議員 4番議員の日本共産党の大森秀久でございます。本日最後の一般質問になると思いますが、よろしくお願いします。  本定例会では、質問事項として学校給食費の徴収に関する公会計化、教育方針と学校におけるICT化、新型コロナウイルスへの町や教育現場での対応の3項目で質問をします。いずれも町や町民にとって大切な問題と考えております。本日の質問を通して取り上げましたことが議論を通じて前に進むことを期待しておりますので、よろしくお願いします。また、答弁によりましては再質問をいたしたく思いますので、議長には御配慮をよろしくお願いします。  では、最初の質問事項であります1.学校給食費徴収の公会計化について伺います。  文部科学省は昨年7月31日、学校給食費等の徴収に関する公会計化の推進についてと題する通知を出しています。この通知の趣旨は、学校給食費や教材費、修学旅行費等の学校徴収金については、未納金の督促等も含めたその徴収管理について、基本的には学校や教師の本来的な業務ではなく、学校以外が担うべき業務であり、地方公共団体が担っていくべきとされたところです。町はこの通知に対してどのように対応されるか考えを伺います。 300 ◯町 長(中逸博光君) 大森議員の御質問にお答えいたします。  学校給食費徴収の公会計化につきましては様々な課題がありますので、関係者の皆さんと慎重に協議してまいりたいと考えているところでございます。 301 ◯大森秀久議員 慎重に協議をしていきたいということですので、なるべくですね、実施の方向でということで理解しておきたいと思います。  そこでですね、何点か再質問をさせていただきます。  ああ、そうかそうか。ごめんなさい、教育長から聞かないかんかったです。すいません。 302 ◯教育長(戸越政幸君) 大森議員の1点目の御質問にお答えします。  本通知は、学校給食費の徴収管理業務を地方公共団体が自らの業務として行うことにより、学校における教員の業務負担を軽減することなどを目的として通知されたものです。  本通知の学校給食費徴収・管理に関するガイドラインも示しているとおり、その移行準備の過程には、学校給食費の徴収管理に必要な業務システム・会計システムの導入、人員体制の確保、ランニングコストの試算や、その予算措置などが必要となってきます。導入に関しましては様々な課題がありますので、町部局と慎重に協議してまいりたいと考えております。 303 ◯大森秀久議員 教育長、大変失礼しました。  それでは、何点か再質問をさせていただきます。  教育長のほうの答弁でですね、学校給食費徴収・管理に関するガイドラインということで、これがプリントしたものでございます。私は冒頭部分だけプリントしておりますけども、全部で89ページあるということです。これは全て内容について一読されて確認をされておるかどうか伺います。 304 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほど議員がおっしゃいました学校給食費等の徴収に関する公会計化等の推進についての通知に基づくガイドラインにつきましては、一通り目を通しております。またこれは学校のほうにも送付をしているところでございます。  以上であります。 305 ◯大森秀久議員 公会計化に移行するには様々な課題があるということでお伺いしましたけれども、昨年の7月31日付でこれが出ておりまして、熊本県内でですねこのガイドラインが出て以降、公会計化をされた自治体がございますか。そこをまず伺います。
    306 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  現在のところ県内で導入しているところをちょっと調べてみました。今年度からでございますけれども熊本市のほうが導入をしているということでございます。 307 ◯大森秀久議員 熊本市が4月からされているんだということは、私は新聞で見たかなと思います。それでですね、もちろん導入に当たっての様々な事情は分かります。大変だろうと思います。システム一つ動かすだけでもなかなか大変な作業だと思います。ただですね、このガイドラインを開きますと、冒頭の3ページにですね、地方公共団体の事例として1校当たり年間190時間の業務削減効果を見込んでいますというふうに書いてあるんですね。長洲町の場合は全て先生がされているわけじゃないんですけれども、一応これは一つの目安になると思います。  そこで、この通知を受け取って以降、公会計化について教育委員会の中で何らかの検討、会議の議題として上げるとかですね、そういったことをされたかどうか伺います。 308 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  教育委員会の会議の中では議題として取り扱ったことはございません。  以上でございます。 309 ◯大森秀久議員 ぜひ、これを機会に前に進めていただくということで、教育委員の皆さんにもこの通知のことをお知らせいただきまして、ガイドラインも見ていただいて、説明もしていただいて取組を開始していただきたいというふうに思います。  今長洲町では、PTAの皆さんが徴収をされていまして、督促のほうは学校でされているというふうにちょっと聞いております。要するに、徴収はPTAだけども管理、督促は学校という形ですね。督促のほうは担任の先生がですね、お手紙を渡すような形になっているというふうに聞いております。PTAの皆さんにもですね、この件についてぜひ御意見を聞いていただきたいと思います。  教育委員会でというよりも、学校でPTAの皆さんとお話をされる機会があるかと思いますけど、その辺について、何か教育委員会のほうで各学校に対して指示ていうか、指示でもないでしょうけどもお話をされてるかどうか、その辺のところを伺いたいと思います。 310 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  現在、教育委員会のほうで長洲町学校給食運営委員会というのを設置しています。その中の構成員としまして、学校長、あと各学校のPTAの会長さんのほうに来ていただいて、学校の給食費の予算関係を審議していただいております。そういった中で、こういったガイドラインのことに関してちょっと触れさせていただく機会があるかなというふうに考えております。  以上でございます。 311 ◯大森秀久議員 今学校の現場は、新型コロナウイルスへの対応もございまして大変にお忙しくされてると思います。そういう中で第2波のことも心配しなくちゃいけないし、学習の遅れの問題も解決していかなくちゃいけない。大変でございます。そこで、現在のやり方をずっと続けるということよりも、やはり前向きに考えていただきたいというふうに思うんですね。私は、督促をする立場の担任の先生にしてみれば、物理的な、要するに時間的なものもあるでしょうし、精神的なストレスっていいますか、そういったものもやっぱりあるんじゃないかと思います。  また私は、個人情報の保護という観点から公会計制度に踏み込むべきではないかと思いますけども、特に個人情報の保護ということについてはどういうふうにお考えになっていますか。 312 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  以前はPTAの役員さん等が手集め方式というふうなことでございましたが、現在のところ6校のうち5校はもう口座振替のほうに変わっております。1校はまだ手集めの方式でございますが、先ほど議員がおっしゃいました個人的な情報、そういったものを取り扱いますので、今後この手集めの学校も口座振替ができないかということで、今検討されております。  そういったとこで、督促に関しましては学校のほうで今後していくことになるのかなというふうに考えております。 313 ◯大森秀久議員 文部科学省の通知では、学校給食費を地方公共団体の会計に組み入れる公会計制度を採用するとともにということで、保護者からの学校徴収金についても地方公共団体が自らの業務として行うことが適切というふうに書いてあるんですね。ですから、要するに修学旅行の積立金とか教材費なんかがそういったものになるのかと思いますけど、そこも同じような形で検討の中に加わっているということでよろしゅうございますか、念のために伺います。 314 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほどの学校給食費等の「等」という部分に関しましては、学校の教材費または修学旅行費等も含まれるというふうに認識をしております。  以上でございます。 315 ◯大森秀久議員 一つ紹介をさせていただきます。  ガイドラインによりますと、公立小中学校の572校を抽出して行った学校給食費の徴収状況に関する調査というのがあるそうでして、それを見ますと、学校給食の徴収管理業務を主に学校が行い未納の保護者への督促を行っている者は、学級担任が46%、副校長や教頭が41%というふうになっていると書いてありました。  本町の場合は先ほど答弁にあったとおりなんですけども、その572校の抽出結果で、公会計でやってらっしゃるところが約4割です。40%、39.7%です。私会計のほうが残りということで60.3%と、大体4対6の割合で公会計になっているということを御紹介しておきます。  その上で公会計の効果について、学校給食費の管理における透明性の向上、学校給食費の徴収における公平性の確保、学校給食の安定的な実施などが考えられるとも書いてあるんです。その点についての考えを伺います。 316 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  議員がおっしゃられるとおり、学校給食費等を公会計にした場合、いろんなメリット、効果、または課題、デメリット等もございます。先ほどおっしゃられた1校当たり年間160時間の業務時間の削減とか、先ほど申されました透明性、平等性といったものもメリットとしてございます。ただ、この中で現在が私会計となっております。これを一般会計に編入するということが公会計への条件となってまいります。そういう中で、先ほど教育長からも答弁がございました導入に関しましては、財源であります予算措置が必要となってきますし、また初期投資として必要なシステム、業務を行う職員の人件費であったり、または機器等の整備、またランニングコスト、そういった経費も必要となってまいります。それと一番が債権の問題というのも関わってまいります。ガイドラインの中にも入っておりますが、そういったものを総合的に検討して判断する必要があるというふうに考えております。今後、そういったところを踏まえまして町長部局と協議、検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 317 ◯大森秀久議員 もし、今の段階で、概算でもいいから、大体、長洲町の規模であれば公会計に移行するのにこれくらいかかるなということがもし分かれば答弁を頂きたいと思いますけど、そこまではまだ行ってませんか。 318 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  申し訳ありません。今のところそのような積算のほうはしておりません。申し訳ございません。 319 ◯大森秀久議員 先ほども申しましたけど、新型コロナウイルスの問題がございまして、これからの学校運営に関して地域や保護者の方との協力関係についても、双方で話し合いを持たれることが多々あるかと思います。そのときに、先ほど学校給食運営委員会があるというふうにおっしゃいましたけれども、今回取り上げました学校給食費等の公会計化についての通知が出ているということについては、ぜひ改めてお知らせをしていただいて、加えて本町では本年度から指導主事が導入されております。郡内の4町では長洲町だけなんですね。その効果を高めるといいますか、要するに学校の先生が、本来の教員としての業務に注力できる時間をより多く獲得する、そのことが指導主事を導入されたこととも相乗的な効果が出てくるというふうに考えておりますので、ぜひその趣旨を積極的に捉えていただきまして、まずは教育委員会の中で会議で議論をすることから始めていただきまして、一日も早く公会計化に踏み切られることを強く要望したいと思います。  最後に、教員の業務の見直しということもございましたし、指導主事の問題も出しましたので、総括的な答弁を教育長にお願いできたらと思いますいけど、いかがでしょうか。 320 ◯教育長(戸越政幸君) お答えします。  学校の本分というのは、やはり子どもたちの教育に注力しなければならないというふうに思っております。その効果を上げる意味からも、やっぱり指導主事を導入できたことは、特に今回新型コロナウイルスで学校に様々な変革をしてもらわなくちゃならない、指導の充実を図らなくちゃならない面で、非常に役立っているな、よかったなというふうな思いを持っております。  先ほども申しましたように、本来の業務は、教育をつかさどって、その充実を果たすということが本分でございますので、極力そういう必要外のものを軽減させていく努力はしていかなくちゃならないだろうというふうに思っております。  以上です。 321 ◯大森秀久議員 ありがとうございました。ぜひよろしくお願いしときます。  次の質問に移らせていただきます。二つ目の質問事項であります教育方針と学校のICT化について2点伺います。  (1)は、教育方針の中では、ジェンダー平等の問題について具体的にどのようなスタンスで臨む方針なのかについて伺います。  (2)は、教材のデジタル化、ICT化の導入についてですが、3月議会でも質問しておりまして、後で答弁書を読み返してみましたら、必要性や教育効果をどのように考えるのかということについて第1答弁で抜けておりましたので、改めて伺います。  加えて、令和2年度国の第1次補正予算が4月30日に成立しておりまして、その中で新型コロナウイルスでの休校に関連して、小中学生に1人1台のパソコン等を確保する構想の前倒しとして2,292億円が計上されています。これを受けて本町はどのように対応されるかについて伺います。 322 ◯教育長(戸越政幸君) 大森議員の2点目の御質問のうち、(1)についてお答えします。  ジェンダー平等につきましては、2015年9月に国連サミットで採択され、持続可能な開発目標の一つに上げられておりますが、学校教育及び社会教育におきましては、男女平等の理念を推進し、多様な選択を可能にする教育・学習の充実を図り、教育に携わるものが男女共同参画の理念を理解することができるよう意識の啓発などに努めてまいりたいと考えております。  次に、(2)についてお答えします。  学校のICT化につきましては、小学校の新学習指導要領の中で、情報活用能力が、言語能力、問題発見解決能力などの多様な学習の基盤となる資質能力と位置づけられ、各学校においてコンピューターや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え、適切に活用した教育活動を図ることが明記されました。  ICT機器を導入し活用することで、児童生徒一人一人の個別最適化が図られ、創造性を育む教育が可能となり、児童生徒の習熟度に応じた効果的な学びによる学力の向上やインターネットを活用した遠隔授業、合同授業などによる教育環境の格差の解消、公務の効率化による教職員の働き方改革につながることが効果として期待されます。  このようなことから、昨年12月に文部科学省が児童生徒向けの1人1台端末と通信ネットワークを一体的に整備し、持続的に創造性を育む教育を実現するためGIGAスクール構想が打ち出され、今回の新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受けて、早期に実現するための支援を前倒しして推進することが表明されました。  そこで、本町におきましても、国の補正予算を活用して今年度当初予算において小学校4校への無線LANの整備や、全学校へのタブレット保管庫の改修工事を予定しているところです。さらに、前倒しとなったことから児童生徒へ1人1台のタブレット端末の整備について、現在導入機器や整備期間などについて検討を行っております。 323 ◯徳永範昭議長 本日の会議時間は、議事日程に従いあらかじめ延長します。 324 ◯大森秀久議員 それでは再質問なんですけれども、ジェンダー平等についてまず伺います。  ジェンダーとかジェンダー平等とかは何かについて、小中学校は9年間ございますけれども、それぞれの発達段階で理解できるように教えていく必要があるかと思います。学校教育の中で教えるに当たって、ここに持ってきておりますけども、文部科学省のホームページで、性同一性障害や性的指向、性自認に係る児童生徒に対するきめ細やかな対応等の実施について(教職員向け)、これをプリントしてきました。教育長が先ほど、第1答弁で男女共同参画のこともおっしゃいましたけども、そういったことについても書いてあるんですね。これは今現在、学校の現場で使われているものなのでしょうか、それともあるだけで使ってないものなのでしょうか、伺います。 325 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほど議員がおっしゃいました、これは文部科学省から教職員向けとして出されているものでございまして、主に性同一性障害等に関わる対応の実施についてということでございます。こちらは学校のほうにお配りしております。こちらを一つの例といいますか、参考にしながら学校での対応をということで活用されております。  また、これとは別に、子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題としまして、例えば乳幼児期、学童期、あとは青年期としての特徴、そういった特徴を踏まえた対応ということで、これもまた文部科学省から、別に学校のほうに通知をしているところでございます。 326 ◯大森秀久議員 性同一性障害や性的指向、性自認に関わることについては、例えば保健体育なんかの授業で、中学校になりますけども扱うことになるのかなというふうに思います。そして、答弁にもありましたけども、男女同権とか男女平等という言葉のみにジェンダーはくくられるものでもないんじゃないかなと私は思っているんですね。歴史的に見ても非常に大きな要素をはらんでいるというふうに思います。  教科として扱う場合に、生徒さんに一定の情報を提供して、ディスカッションするような形で教科の中で扱うようなことはできるものなのでしょうか。例えばですが、道徳という教科がございますね。その中ではどうなのかとか、あるいは社会科の中ではどうなのかとかいうことでお伺いしてるわけなんです。よろしくお願いします。 327 ◯教育長(戸越政幸君) 子どもたちの発達段階ということをまず押さえまして、そして今出ましたように、1教科だけじゃなくて横断的に物事を捉えて、そして発達段階に応じて指導の充実を図っていくべきものだろうというふうに捉えております。 328 ◯大森秀久議員 ジェンダーとは何かということについて一応確認しておきたいと思うんですけども、ジェンダーとは社会の中で構成員に対して押しつける女らしさ、男らしさ、女性はこうあるべき、男性はこうあるべきなどの行動規範や役割分担などを指しており、一般的には、社会的、文化的につくられた性差というふうに定義をされています。私はこの性差というのは自然にできたものではなくて、意識の問題でもなくて、政治的につくられて歴史的に押しつけられてきたんではないかなというふうに思うのです。  教育委員会として、ジェンダーとはどういうふうな過程で生まれたのかとか、ジェンダーがどうして生まれてきているのかということについて、これは個人の見解になるかと思いますけども、教育長あたりは、ジェンダーというのが、私がさっき言いましたように、意識の問題でもなく、自然にできたものでもなく、私は政治的につくられて歴史的に押しつけられてきたというふうに思ってますけども、教育長はその辺のところはどんなふうに思ってらっしゃるか、もしよろしければ。個人の見解で結構です。 329 ◯教育長(戸越政幸君) 私の考えです。まず人として、人間である以上、やはり男とか、男だからこうしなさい、こうあるべきだだとか、女だから女性だからこうあるべきだというようなものは僕はおかしい考え方だと。一個人として、一人の命ある人間として、一人一人がその尊厳を大事にされて認められていく、そういうものが大事かなというふうに思います。  なぜじゃあ、そういうのがあるのかというと、ひょっとするとそこには、それぞれの国とか、日本にもある昔ながらの文化だとか、あるいは政治的だとか、何かそういうものでつくられてきてるものではないかなと。ある面では、差別心とかそういうようなもの、隔たりっていうんですかね、あえてつくるというのは。そういうものをつくることそのものがおかしいことであって、もし政治的につくられたものであったり歴史的につくられたものであるんだったら、それを人がつくったものであるならば、人によってそれは改善できるものではないかなというふうに捉えております。  要は、命あって、この世に生を受けた男であろうが女であろうが、やはり一人の個人として尊重されていく、そういう社会をつくっていくべきであろうと、そういうふうに考えております。 330 ◯大森秀久議員 ありがとうございました。私がなぜあえて質問したのかというと、政治的につくられたということについては、一つは明治憲法というのがやっぱりあったわけですね。戦前まで、1945年、日本が戦争に負けるまでは明治憲法でした。その下で教育勅語というのもありました。それから、戦後においても高度経済成長の時期には、男は企業戦士として24時間戦うのが当たり前だとか、そういう男を女性が家庭に入って支える専業主婦なんていう言葉も生まれたということなんかも、これはやっぱりつくられたものじゃないかなというふうに思っています。  教育長のほうから答弁の中で、多面的に横断的にというふうに言われましたけれども、確かにそういう部分はあると思うんですね。例えば小学校の低学年であれば、この世の中に存在する全ての人がかけがえのない存在なんだということから始めて、例えば高学年や中学校の生徒さんなんかになれば、国際的な人権の保障の基準としてあります世界人権宣言とか、こういったことについてもですね触れていく必要があるかというふうに思うんですね。  文部科学省のホームページを見ますと、実はびっくりしたんですけども、ジェンダーフリーという言葉を使わないことを求めているわけですね。私はジェンダーフリーというのを使っちゃいかんという文部科学省は、恐らく保守系の政治的な意向を反映したものでないかなというふうに思っております。ジェンダーフリーというのは、一般的には性別による役割分担からの解放を意味するふうに定義づけてあります。ですからジェンダー平等にもつながるものだと思います。文部科学省のホームページから入っていくと様々な情報に触れることができますけども、男女平等、男女同権、男女共同参画といった言葉もジェンダーの定義を学ぶ上で非常に重要な要素の一つに違いないというふうに思います。  新型コロナウイルス後の社会はどうあるべきか、様々な局面で起きる事態が全て個人責任に帰結していくような社会のままでいいのかということも、ジェンダーを正しく理解していく上で必要ではないかというふうに思っております。  内閣府のホームページを見ますと、世界経済フォーラム、ダボス会議ですね。世界経済フォーラムが示したジェンダーギャップ指数2020が公表されております。日本の順位は153か国中121位、前回調査でも3位下がっているということで、町では、そういうこととは関係ないんでしょうけども、男女共同参画社会に予算をつけて、事業として講演会を開いておられます。これはこれで大変結構なことだと思っております。  要望としてですけども、社会教育方針の生涯学習の分野で、ジェンダー平等ということについても講演会を持つなどということが可能かどうか、それについて見解を伺いたいと思います。 331 ◯教育長(戸越政幸君) お答えいたします。  大森議員がおっしゃっている中に、基盤として僕は人権教育があると。全ての教育、全ての活動、人権教育というのが根底にきちんとないといけないと思います。そういう中でも、このジェンダーを、いろんな差別とかがある課題の中の解決の一つとして、研修会とか講演会等あたりで啓発していくというのが可能ではないかなというふうに捉えております。  以上です。 332 ◯大森秀久議員 ありがとうございます。ただいま私が申しました要望を、ぜひ積極的に受け止めいただきたいというふうに思っております。  その上で、やや長くなりますけれども、ジェンダー平等と日本国憲法の関係性についても考えておく必要があろうかと思います。ジェンダーに関係するところは幾つかありますけども、特に憲法第13条「すべて国民は、個人として尊重される」。教育長の答弁の中でも、個人としての尊厳ということを言われました。これは幸福追求権というふうに言われてます。  同じく14条ではですね「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」。これは法の下の平等というふうに言われております。  同じく第24条では「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本とし、相互の協力により、維持されなければならない」と、こう書いてありまして、これは旧来の家制度を廃して家族における個人の尊厳を尊重したということが含まれると思います。  今申し上げたことは、改めて伺うわけでもないけども、教育長、憲法との関係で何か所感がありましたらお伺いしたいと思います。 333 ◯教育長(戸越政幸君) お答えいたします。  今議員から、憲法の中身で、13条、14条、それから24条に触れられまして、これを改めて読みますと、やはり大切な大切な私たちの生きていく上での礎になっている、そういうものだろうというふうに捉えます。  学校教育課にしても生涯学習課においても、これを根底に据えながら、いろいろな啓発活動等あたりにつきましては、根底にしていきながらいい活動ができますように、啓発ができますように今後検討を重ねてまいりたいというふうに思います。  以上です。 334 ◯大森秀久議員 それでは、次に学校のICT化について二、三点伺います。  先ほど第1答弁でかなり踏み込んだ答弁を頂きましたので、それでもう十分かなと思うんですけれども、まだ多分分からないんだろうとは思うんですけども、2,292億円のうち町にどれくらい振り分けられるもんなのかというのは金額で示されているんでしょうか、どうでしょうか。 335 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  こちらは、先ほど教育長答弁でございました補正予算は、新型コロナウイルスの影響で前倒しとなっているものでございまして、今現在分かっておりますのが児童生徒1台、例えばタブレット端末、こちらは1台当たり4万5,000円が補助金の上限額となっております。あとは、今年度本町では四つの小学校で実施します無線LANの整備、こちらも今回の補正予算のほうには以前から計上しているということでございます。  ただ、現在本町では児童生徒数1,100人弱でございますが、もともとこういったICTの整備に関しましては交付税措置がされているというのが県のほうからございまして、3分の2について今回の補助金の対象になると。ですから、1,100台のうち750台ぐらいの数が補助金の対象額になりまして、1台当たり上限が4万5,000円というような状況のほうが、今現在は来ている状況でございます。 336 ◯大森秀久議員 新聞を見ますと、学校に登校できないお子さんがいらっしゃいますね。登校できない、拒否しているわけじゃないんだけども、ちょっと登校できないという子どもさん。長洲町はほっとスペース「ウイング」を活用されてますけども、リモート形式の授業が大変好評で、学校に行かんでもこれで十分分かるというような話があったんですけども、今後の整備が進めば、リモート形式の授業というのも、同僚議員の質問でも教職員自身がしっかり訓練を積むとかいろいろ研修するとかってありましたけども、これも導入されるつもりがあるかどうか、そこについて伺います。 337 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほどもちょっと答弁をいたしましたが、例えば新型コロナウイルスの影響で家庭学習になった場合、リモートでの家庭学習の支援、または学校での遠隔授業、そういったものを想定されると思います。まず整備のほうをしてまいりまして、そういったところ、家庭に持ち帰るとか、または遠隔での授業ができる、そういったものを想定しながら今後進めていきたいというふうには考えております。 338 ◯大森秀久議員 それでは、三つ目の新型コロナウイルスの問題について質問をさせていただきます。  三つ目の質問事項であります新型コロナウイルスへの町や教育現場に対応について伺いますが、今回の新型コロナウイルスでは、有明保健所管内から感染者も出て、学校はほぼ全国一律に休校措置となりました。感染の状況は地域によって大きな差があり、児童生徒はもちろんのこと、保護者や家族、長洲町にとっても大きな負担が生じる事態ではなかったかと考えております。  緊急事態宣言が解除され、学校の再開と学習の遅れ、第2波への備え、新しい生活様式の実践など、これらのことについて分かっている範囲で全体像について伺います。 339 ◯町 長(中逸博光君) 大森議員の3点目の質問にお答えいたします。  さきの答弁で申し上げましたとおり、新しい生活様式の実践等の定着を図るほか、厚生労働省が示しております人との接触を8割減らす10のポイント、3密の回避、検温、手洗いなど手指衛生、マスクの着用といった感染拡大予防の周知・啓発に取り組んでいるところでございます。中でも新しい生活様式は、新型コロナウイルス感染症の感染予防と社会経済活動の両立を図っていくに当たり、具体的な感染予防対策を示したものであります。  町としましても、町民の皆様に対し新しい生活様式の浸透に努めるとともに、国が推奨するICTを活用した行政サービスの提供についてさらなる充実を図ってまいりたいと考えております。 340 ◯教育長(戸越政幸君) 大森議員の3点目の御質問についてお答えします。  御承知のとおり、学校の教育活動におきましては、6月1日から学校の授業を再開しておりますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年度4月から5月までの約2か月間を臨時休校としたことにより授業における各教科に遅れが生じています。  これにより、文部科学省と県教育委員会から学校再開ガイドラインが示され、その中で、学習の遅れへの対応として、時間割編成の工夫や学校行事の見直し、夏休み、冬休みの短縮などにより授業時間の確保に努めるよう通知があっております。  本町におきましても、夏休みを8月1日から23日までと短縮し、学校行事の簡素化や学習内容の精選等の工夫を行いながら対応をしていくこととしております。
     また、新型コロナウイルスの第2波の備えとしましては、教育活動の実施に当たり国が示している新しい生活様式を踏まえ、児童生徒の健康管理を初め、学校の授業における工夫や対策、学校行事、部活動の実施などに関して感染予防対策を講じることとしております。 341 ◯大森秀久議員 それでは最初に、新型コロナウイルスに関連して町民向けの新しい生活様式などについて伺っていきたいと思います。  1番目に、新型コロナウイルスに関連して国民1人10万円の特別定額給付金がございました。長洲町で「私は要りません」と辞退された方は除いて、申請できなかった人がいたのか、また対象となる町民には100%給付されたのか、まずそこについて伺います。 342 ◯まちづくり課長(田成修一君) 申請できなかった方というのは、まだ申請を受けておりますので、3か月間ということで8月まで受けておりますので、まだ申請がない方がございます。その方につきましては再度通知いたしたり、またその方々の状況等を調査し申請いただくように今、手続を進めているところでございます。 343 ◯大森秀久議員 期限がまだありますので、最後まで頑張っていただきたいと思います。  同僚議員も聞かれたと思うんですけども、新型コロナウイルスの感染者が有明保健所管内から出まして、有明保健所のほうからの情報ということだったんですけども、その情報が、何といいますか、ちょっともどかしいような受け止めをされた町民の方もかなりいらっしゃったようで、情報が正しく伝わらなくて、憶測なのか、言葉として適切じゃないかもしれませんけども流言飛語といいますか、言うなら思い込みであったりとかがかなり町民の間でもありまして、一体何がほんなこつなということで私に聞いてきた人もおったところです。もちろん町にも問い合わせがあったと思いますけども。  その辺のところを、町としては、熊本県との関係もありましょうが、どのように回答しておられるか伺います。 344 ◯福祉保健介護課長(宮本孝規君) お答えいたします。  新型コロナウイルス感染に係る報道のあり方につきましては、国がまず指針を出されます。その指針に基づいて県のほうでどういう発表の仕方をするかというのを、今回2月20日、県の対策本部のほうで指針を出されております。その方法が保健所単位の公表という、今回有明保健所管内のということで出ましたけども、その指針に基づくというところが県の方針ということになります。  町のほうとしましては、その内容を受けたところでの情報提供に徹したというところでございます。  以上です。 345 ◯大森秀久議員 分かりました。  次に、同僚議員も聞かれましたので私はもうちょっと踏み込んで聞きますけども、新しい生活様式について、厚生労働省から様々イラストが示されております。そして、新しい生活様式として、一般的な理解として3密にならないこととか、マスクを着用するとかいうことが書いてございます。  今申し上げたようなことを、ハンドブックといいますか、1冊の携行できるような形にして町民の皆さんに配布するというようなことは考えておられませんか、伺います。 346 ◯福祉保健介護課長(宮本孝規君) お答えいたします。  先ほど前田議員への答弁で、どういった内容をどういう形で周知をしてきたのかというところを御説明しました。町のほうとしましては、今回この新しい生活様式が出て、現在までに4回、ホームページ愛情ねっと等で配信をしております。それが、答弁の中でもございましたが、6月19日付で内容が変更に若干なっております。ですから、内容の変化、そういったところも含めて第5回目の配信をする予定でございますが、パンフレット等を使って配布というよりも、情報の変化に応じて従来のやり方で、住民の皆様にしっかりお伝えしていきたいと考えております。  以上です。 347 ◯大森秀久議員 インターネット環境にない住民もいらっしゃると思いますので、ホームページを見ることができないとかいう方もいらっしゃると思いますので、ぜひハンドブックのようなものを考えていただけたらというふうに思っております。  それで、これから本格的な夏を迎えます。新しい生活様式ではマスクをつけることが求められますけども、高齢者や特に認知症の方などにおいては、そのマスクをつけるということと熱中症への対応が重要かと思いますけども、どのように考えておられるか、伺います。 348 ◯福祉保健介護課長(宮本孝規君) お答えいたします。  今回の新しい生活様式の変更点のまさにその一つが、熱中症対策の部分が新たに追加になっております。例えば換気をするところにつきまして、空調との併用をして対応するというような文言等も入っておりますし、介護施設等につきまして今、熱中症、マスクを着用することでそういった部分も注意しなきゃいけないというような報道もございます。  ですから、今マスク等につきましてはなるべくつけないでいいタイミングというところも、国のほうも、なるべく外出する際、間隔がとれる際はマスクを外すということも周知をされているところでございますが、いかんせん今のところマスク着用のところの部分がベースとしてありますので、熱中症の部分も、この時期、注意を喚起しながら対応させていただきたいと思いますし、熱中症につきましては、今回町のほうも、回覧板だったと思いますが、そういった部分も対応させていただいたところでございます。  以上です。 349 ◯大森秀久議員 ちょっと伺いますけど、私はスマホに愛情ねっとを登録しております。いろいろ町から情報を頂いておりますけども、このスマホに愛情ねっとを登録されてる方というのは町民何人ぐらいいらっしゃるんでしょうか。 350 ◯まちづくり課長(田成修一君) 町民かどうかというのはちょっと個人情報になりますので。約3,000件が長洲町に登録があります。3,000件でございます。 351 ◯大森秀久議員 次に、新型コロナウイルスの発生がございまして、全国的にですよ、全国的に夏祭りとか祭りの中止が相次いでおります。それで、私、金魚すくいがどこもできなくなって、金魚すくい用の金魚を生産されている事業者が長洲町にはかなりいらっしゃいますから、大変困られたんじゃないかなと思いますけども、その辺のところのお困り具合の状況について、農林水産課のほうでつかまれておられるかどうか伺います。 352 ◯農林水産課長(吉田泰滋君) 今お尋ねがございました。今回、議員御指摘のとおり、コロナ禍が始まりまして2月頃から3~4月、各地のイベントがなくなっております。今回新型コロナウイルスの経済対策、地方創生臨時交付金を活用しました養魚、漁業の臨時給付金を設けましたが、そこの中のヒアリングでもやっぱかなり厳しいと。特に金魚すくい用のすくい金魚だけをされている方もいらっしゃるということで、非常に影響が大きいということをお聞きしております。  最近もちょっとそのあたりの状況は確認をしてるんですが、まだまだ7月等もなかなかイベントの開催というのが見込まれるものがほぼないというところで、今後またヒアリングを重ねながらお困りの状況等も確認していかなければいけないかなというふうに思ってます。  以上です。 353 ◯大森秀久議員 長洲町と言えば金魚ということで理解されてる方もたくさんいらっしゃると思いますし、全国の金魚生産の主要生産地の一つでもありますので、ぜひ適切な支援をとっていただければというふうに思っております。  それから、長洲町特産のミニトマトのことも気になっておりまして、都市部の要するに酒食を提供するお店が全部休業になったじゃないですか。家庭ではミニトマトはもちろん食べられると思いますけど、青果市場での価格が、暴落とまでは行かないけど下がって、ミニトマトの生産者の方も困っておられるんじゃないかと思いますけども、その辺のところの実情はどうなんでしょうか。 354 ◯農林水産課長(吉田泰滋君) お答えいたします。  今回給付金等を勘案するに当たって、金魚のみならず農業、漁業、あらゆる関係機関、場合によっては生産者の方に一応お声のほうを聞かせていただきながら今回の案を提案させていただいておりますが、ミニトマトについては、調査当時、そのときの段階におきましては、これも議員全員協議会等でちょっとお話ししたかなと思いますが、外国産が新型コロナウイルスで逆に入ってこないというような状況等もございまして、その時点では単価が一時上昇したと。ただ、今の時期、ちょっと今日のほうも確認してみたんですが、やっぱりミニトマト市場ももともと単価が落ちてくる時期がございまして、今が大体少し落ちる時期でございます。やはり今の時期を確認すると平年どおり落ちているというところなんですが、これが新型コロナウイルス、去年の状況と比較するとあまり変わりがないところなので、新型コロナウイルスの影響がどのあたりまで出るかというのがちょっと見込めてないので、今後引き続き注視のほうが必要かなというふうに思ってます。 355 ◯大森秀久議員 引き続きよろしくお願いしときます。  それでは、学校再開の関係で教育長からかなり念の入った答弁をしていただきましたので、夏休みが短縮されるということは分かりました。私は、特に受験を控える中学3年生が大変かなと思いますけど、そこについては県教委から特別に何か指示がございましたでしょうか。 356 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  今回の新型コロナウイルスの影響で部活動などスポーツ大会も中止となっております。文部科学省から5月13日付で、来年度、令和3年度の高校入試等における配慮事項として通知があっています。今回の新型コロナウイルスの影響によりまして、中学校等の部活動、スポーツ、文化関係の行事、大会の実績、資格、検定などの成績を高校入試等の入学者選抜において評価する際には、中止、延期、規模の縮小等により入学志願者が参加できなかったこと自体で不利益を被らないようにということで通知があっております。また、参加することができた他の行事等における実績や成績を評価することなどの措置を講じてもよいということで通知がなされているところでございます。今回の臨時休校で大会ができなかったことで不利益を被らないようにということの通知があっております。  以上でございます。 357 ◯大森秀久議員 議長、すいません、残りが2分でちょっと足らないような感じですので、5分ほど延長をお願いしたんですけど。 358 ◯徳永範昭議長 はい、分かりました。30分以内で許可します。 359 ◯大森秀久議員 よろしくお願いします。  それでは次に、学校の運営のことで、新型コロナウイルスに関連してで、感染の遮断という観点で、学校のトイレの掃除は、今子どもさんと先生とで手分けしてされてるのかなというふうに聞いております。感染のことを考えれば、トイレの掃除というのは、遮断するということで言えば、ここは思い切って外部の業者に委託するしかないというふうに思いますし、もう一つは、先生方は、新型コロナウイルスの感染を防止する一環で、教室の消毒なんかも毎日のルーチンになってしまっているんじゃないかなというふうにも思います。  そこの実情も含めてですけども、長時間労働にさらされている先生方が、本来の教育活動へ注力ができるようにということで、そういった観点からも、とりわけトイレの掃除については外部委託ということを考えてはどうかと思いますけど、考えを伺います。 360 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  文部科学省から、学校再開に関しましてガイドラインが示されております。この中におきましては、議員がおっしゃいましたトイレを含めた清掃活動においては、感染リスクを低下するために窓、ドアを開けるなど換気を徹底した上で、マスクを着用して行うということになっております。また、終了後は必ず石けん等を使用して手洗い、うがいをするよう指導するようにということで、文科省のほうからはこういったことで来ております。  ただ、感染リスクのほうを考えますと、例えば便器、そういったところに関しましては先生が消毒をして清掃するといった役割分担をされているところがありますし、あとは、地域の教育団体の方に呼びかけて、給食または掃除の時間の御支援をお願いしてほしいというような、そういった要請のほうも現在のところしているところでございます。  以上でございます。 361 ◯大森秀久議員 文部科学省のほうも外注しなさいとは言っていないようなんですけれども、要するに十分に注意しなさいということなんでしょうけども、一つだけぜひ守っていただきたいのがあるんです。トイレの便器の掃除なんかのときはもちろん手袋をされると思うんですね。その手袋を、ディスポーザブル、使い捨ての手袋にしていただきたい。使ったら捨てる、ごみ箱に入れて捨ててしますと。これを洗ってまたもう一回使いましょうってことは絶対やめてほしいんですよ。これは感染を防止する上で、病院なんかにおればそれは当たり前のことなんですね。病院で足らない足らないと言っているでしょう、ガウンが足らないとか。あれ1回使ったらみんな捨てるんですよ。そういうことをやって病院の中では感染を防いでいるということです。感染のことは非常に心配です。学校で、クラスターが発生したら大ごとになりますので、そういうことにならないために、ぜひ手袋についてはディスポーザブルということを検討していただきたいというふうに思います。  次に、子どもさんのことについて若干聞きます。  子どもさんに、要するに新型コロナウイルスに関するアンケートを国立成育医療センターというところがとっているんですよ。そこで、子どもさんはやっぱり学校に行けないので困っているというのが64%、外で遊べなくて困っているのが51%、勉強が心配50%というふうに続いているんですね。その他にもいらいらするとか、夜眠れないとか、死んでしまいたくなるというふうなことを答えている子どももいるというふうに、かなり痛切な声が反映されてると。  町のほうでは、先生方は家庭訪問をずっとされてて、いろいろ聴き取っておられると思いますけれども、改めて児童生徒や保護者向けのアンケートとかは考えておられないか、伺います。 362 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  今回、保護者向けのアンケートを実施するということは現在のところ考えておりません。ただ、各子どもたちの家庭での状況であったりとか、あとは健康面、そういったものは学校の担任の先生が一番把握をされておりますので、何かありましたら心のケアであったりとか体調管理の指導というのは、学校のほうで対応してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 363 ◯大森秀久議員 次に、子どもさんへのケアの問題で、スクールカウンセラーの支援というのが従来からあったと思うんですけども、新型コロナウイルスに関して支援の回数なんかが増えるようなことの措置は取られるのかどうかを伺います。 364 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  現在、県から派遣をされておりますスクールソーシャルワーカー、あとスクールカウンセラーにつきましては、学校が必要と判断して派遣を申し入れるものでございまして、現在のところ新型コロナウイルスに関しての相談というものはございませんが、今後の学校生活における不安、悩み、そういったことで対応しているというのが現状でございます。  以上です。 365 ◯大森秀久議員 第2波のことで心配な部分もあるんですけれども、分散登校について伺います。  長洲町は少人数学級が多いということで、分散登校もそんなに必要なかったのかなとは思います。ちょっと聞きましたら、六栄小学校では1クラス40人の学級があるということで、1クラス41人になれば2学級になるという話なんですけども。その40人のクラスで、これは仮の話になりますけれども、教室内での適切なソーシャルディスタンスを確保するために、1クラス何人ぐらいまでだったらソーシャルディスタンスが確保できるという人数なんでしょうか。そこについて伺います。 366 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  これは計算上でございますが、教室の広さが約65平米でございます。1メートル間隔でということでございますと大体半分ぐらいかなと、三十二、三人程度で1メートル間隔が取れるのであろうというふうに考えております。  以上でございます。 367 ◯大森秀久議員 通常よりも広く、間隔が1メートル取れれば大丈夫ということですね。分かりました。  最後になります。  今回、新型コロナウイルスの問題が出て、学校の9月入学が一時期話題になりまして、大変議論を呼んだ時期もあったんですけども、教育委員会の中では、そのことについて、例えば教育委員さんの中で議論をしてみたとか、そういったことはございましたでしょうか。その点について伺います。 368 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  9月の入学ということに関しましては、教育委員会会議の中では議論のほう、協議のほうはしておりません。  以上でございます。 369 ◯大森秀久議員 以上で質問を終わりますけれども、新型コロナウイルスに関しましては、日本共産党は全国に地方議員が約2,800人ほどおりまして、様々なところから非常にいい活動をされてる自治体の事例の紹介があっておりますので、そういったことも今後取り入れながら、9月とか12月の議会でまた御質問をさせていただくかもしれませんが、その節はどうぞよろしくお願いします。  以上で終わります。 370 ◯徳永範昭議長 お諮りします。  本日の会議はこれで延会したいと思います。これに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 371 ◯徳永範昭議長 異議なしと認めます。  したがって、本日はこれで延会することに決定しました。  本日はこれで延会します。                延会(午後 5時31分) Copyright © Nagasu Town Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...